【質問】ISO22000/FSSC(ISO22000+PAS220)のメリット・デメリットについて
【回答】
1.メリット
(1)【短期的】取引の継続、又は取引条件
(2)【長期的】
①企業としての「食品安全のレベルアップ」
②上記①による企業の信頼性向上(信用アップ)
③継続的取引先の確保
④(ライバルが出遅れの場合は)差別化要因
⑤監査費用(直接・間接)削減
2.デメリット
(1)【短期的】
①現場や管理者の業務量増
②(設備投資が多額の場合)投資増⇒一時的収益の減
(=減価償却費やリース料のアップ、工事期間のロス等)
③取引先によっては、監査が従来通り=監査費用増、変わりなし
(2)【長期的】
①形骸化(但し、形骸化は自社のマネジメントの問題)
②ISO22000/FSSC(ISO22000+PAS220)と「QCDS」は別であり
特に「C:コスト低減」は続く
最終判断として
1.自社の戦略=優先順位
(1)食品安全に関する順位
(2)投資額、利益額とのトレードオフ
(3)ライバルや取引条件との関係
2.食品安全について「後退することはない」と判断します。
(例外的に、大災害等の緊急性、地球的規模での食糧紛争ぼっ発
こんな場合、消費者や流通業者は、多少のリスクを受け入れ購入します)