No31 BCP作成にあたって、どんな想像力を働かせれば良いですか?

【質問】BCP作成にあたって、どんな想像力を働かせれば良いですか?
【回答】第一に手順に沿って進めて頂きたいと思います。
    想像力は大切ですが、それ以上に「手順」です!!
つまり
(1)適応範囲を決める
(2)ビジネスインパクト分析(BIA)を実施する
(3)インシデント分析を行う
(4)対応策を作り、対応する
です。
業種業態、企業規模、企業の活動範囲によって異なります。
(1)適応範囲
自社内だけではありません。
建設業と給食事業とソフトウェア開発事業では緊急時に早期復旧させるべき
事業の施設や機械器具、有資格者(人材)を確認してみましょう。
建設業であれば、現場へ行き工事をする機材・器具、燃料、現場作業員、監督者、
機械装置を動かす有資格者(オペレーター)、外注先等が想定されます。
給食事業では、食材と保管する冷凍庫・冷蔵庫、調理器具、調理師や管理栄養士、
調理用のエネルギー、食材の安定供給網等が想定されます。
ソフトウェア事業では、サーバーとパソコン、ネット環境、電源、エンジニア、
派遣のエンジニアや、下請け孫請けのエンジニア・プログラマー等です。
事業を再開するにあたって必要な「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」が異なります。
どの業界でも「ヒト」は重要ですが、優先度は異なります。
また、重要な仕入先、外注先の範囲も業種業界、企業規模、
企業特性で異なります。
前の事例の通りアウトソーシング(外注)が進んでいる企業では、
アウトソーシング先(外注)も「適応範囲」に該当する可能性が
高いと判断します。
また、原材料や資材の「兵站=ロジスティックス」です。
どの事業が「中核事業か?」「適応範囲は?」を良く検討して決めましょう!
漏れが出にくいように、オンリーワン経営では、PM法を用いています。
被災地の多くの組織では、この手法をみんな使っていました。
改めて、現場で確認できました。
BCP/BCMS 【BS25999/ISO22301】コンサルは
オンリーワン経営へ!

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