No32 ビジネスインパクト分析(BIA:business impact analysis) 

ビジネスインパクト分析(BIA:business impact analysis)
【質問】手順通りの分析は必要なの?(又は有効なの?)
     ある程度想像つくけど?
【回答】手順通りの分析は必要です!
ビジネスインパクト分析(BIA:business impact analysis)は
自然災害、事件、事故、故障、テロ等々の事象から
ビジネスが受ける影響を分析する手法です。
影響度の大きさを定性、定量的に分析します。
また、最大許容停止時間(MTPD)や被害額、復旧まで必要な費用等々を
算出します。(MTPD:Maximum Tolerable Period of Disruption)
ある企業以上はISO取得が当たり前になり、補助金や税制の優遇措置で
投資が喚起されることを期待しています。
事前準備によって、社会が受ける経済的負担は少なくて済みます。
もちろん、個人(社員という立場も含め)もそうだと実感します。
№31の事例から引き続き説明します。
例えば、停電です。(原因よりも事象で捉えましょう)
建設業・給食事業・ソフトウェア事業各々において、電気は重要ですが、
停電の意味合いは異なります。
しかも、1ケ月間の停電の場合、インパクトは異なります。
(被災地では3か月は普通、5カ月の予定の場所もあります)
話は戻り
建設業では、現場で使用する発電機によって代替可能と思われます。
比較的困らないと思います。
実際、困らない建設会社が多かったと思います。
給食事業では、割り切って、氷で冷やし、冷凍保存せずに使える食材を冷蔵対応で乗り切り、
調理すれば、対応可能かもしれません。
保冷車を丸ごと提供頂ければ、当面は対応可能です。
ソフトウェア開発事業で、1ケ月間の停電はダメージが大きいです。
蓄電機では、足りません。
発電機を備えたオフィスビルでも、1ケ月は難しいのではないでしょうか?
よって、お客様へ対する質的問題、最大許容停止時間、対策費用
大きく異なりそうです。異業種を比較すると見えてくると思います。
自社内でも全く同じです。
1か月の停電で大きく影響を受ける「プロセス」と小さい「プロセス」が
混在しています。
異業種ならぬ、「異プロセス」の塊です。
だからこそ、手順通り分析し、最大許容停止時間(MTPD)
費用(損失額又は、復旧までの代替費用)を出しましょう。
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