№61 ローリングプランとコンティエンジェンシープランを使って中期経営計画を見直そう!

中期経営計画作成手法には2つあります。
ローリングプラン
コンティエンジェンシープラン
ローリングプランとは
定期的に実態と手段を軌道修正し、目標や目的を達成するやり方
コンティエンジェンシープランとは
経営環境変化に対応し、計画の途中で軌道修正し、
目標や目的を達成するやり方
場合によっては、目標や目的そのものも軌道修正するやり方
ローリングプランの事例としてHP等で公表されているものは
以下の会社があります。
さすが、商船三井さんは、
既に「With/After コロナのメガトレンド予測」を織り込み作成しています。
商船三井
https://www.mol.co.jp/ir/management/plan/pdf/material_2020.pdf
航空業界は今後発表されると思います。
JAⅬ
https://press.jal.co.jp/ja/release/201902/005076.html
ANA
https://www.ana.co.jp/group/about-us/strategy/
参考までに
オートバックスセブン
https://www.autobacs.co.jp/ja/ir/news/auto_20190508417095/pdfFile.pdf
今回のCOVID-19が経営に与える影響を考えると、多くの企業において
コンティエンジェンシープラン手法を用いて
軌道修正する必要があります。
業種業態によっては、目標や目的そのものも軌道修が必要です。
中堅中小企業においては、金融機関からSWOT分析を求められます。
※補助金助成金申請でもSWOT分析のフォーマットがありました。
外部環境や内部環境を
強み (Strengths)、
弱み (Weaknesses)、
機会 (Opportunities)、
脅威 (Threats)
の4つディメンジョンで分析を行います。
20200817swot分析.png
参考がないかと、ネット検索すると
定性分析が中心です。
参考事例を作ってみました。
以下の参考事例に様に
項目の中に定量分析(根拠データ)を用いて表現するやり方をお勧めします。
90%の企業で作れる事例は
20200817swot分析記入例1.png
注記1)必要な方はメール頂ければ、パワポ送付します。
加えて、業種業態特性、マーケット動向を詳しく入れると良いです。
更に、需要変化に対応して限界利益率、限界利益の伸び率が
高いものを加え、固定費とのバランスやカバー率を入れるとベストです。
社会の変革、行動変容については
バックナンバー60、59、58をご覧ください。
政府や専門家の考えを参考に取り入れましょう。
理由:企業・法人は法律や予算として影響を受ける為。
計画部分は3案作成しましょう。
A案:covid-19 治療薬・ワクチン提供が2021年度「内」の場合
「行動変容」に伴い社会経済活動から受ける影響
B案:covid-19 治療薬・ワクチン提供が2022年度「以降」の場合
「行動変容」に伴い社会経済活動から受ける影響
C案:covid-19 治療薬・ワクチン提供が2023年度から2025年度「以降」の場合
「行動変容」に伴い社会経済活動から受ける影響
B案:C案:は項目羅列でも良いです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
SWOT分析の限界
分析手法には、定量分析、定性分析、動的分析、静的分析があります。
SWOT分析の特性として、又は事例として
定性分析 静的分析となってしまいます。
この点に気を付けてお使いください。
頭の整理レベルではベターだと思いますが・・・。
定性的になりがちな分析手法を補うため
木村の事例のように定量部分を加えると少し良くなると思います。
静的分析を補うには、業種業態特性、需要動向、法的条件を
各社、各法人毎に精査する必要があります。
お気軽にお問い合せ下さい。
経験のない業種業態は「ごめんなさい」です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

タイトルとURLをコピーしました