vol.54 人件費の変動費化と退職金問題

株価にささえられ、年金・保険の運用が良いようです。
一時期、退職金の過去勤務債務による倒産??のような話題がありました。
現在は、誤った見方、運用が良いのであまり話題にはなりません。
一方、ベースアップ、初任給アップが今年からの大きな流れです。
大企業は、会計制度の変更に伴い、ベースアップしても退職金債務が
大きくならない制度に変更を行なっているようです。
中堅・中小企業は、退職金制度改定が進んでいないのが現状です。 
退職金制度 と 運用先・運用金融商品を混同して考えているので
結果、信託銀行、保険会社 任せです。
運用先としては、良いのでしょうが、「退職金制度」をどうするかは別問題です。
中堅・中小企業においても 今後、ベースアップ、初任給アップが迫られる中
基本給 × 支給倍率  のような算式を無くすことをお勧めします。
この「× かける」は、結果 目に見えない固定費アップになってしまう
可能性が高いからです。
早急な見直しをお勧め致します。

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