エネルギーレビューはどうするの?
規格要求事項「4.4.3エネルギーレビュー」があります。
(1)適応範囲の決定
(2)領域の決定
を踏まえ、プロセスごとにエネルギーのインプットとアウトプットを
現状認識(調査)するところからはいると思います。
オンリーワン経営では、PM法(オリジナルメソッド)を使い比較的わかりやすくスタートします。
様々な問題解決やBCMSでもPM法は有効です。
会社(組織)全体を鳥瞰できるメリットがあります。
また議事録を取る際にも、エクセル等を前提にしています。
インプット・アウトプット分析後に要求事項に沿いながら
課題を一つ一つクリアしていきます。
規格では以下の点を要求しています。
a)エネルギーの使用を測定及び他データに基づき解析する
PM法を使い
ステップ1.エネルギー使用しているプロセスを概略押さえる
ステップ2.エネルギー使用プロセスから測定結果が
出ているプロセスを色分けする
ステップ3.測定結果の「名称」(データや記録)を明確にする
ステップ4.エネルギー使用プロセスから測定結果が出ていない
又はと思われるものの「測定方法」を決める
測定方法が決まらない場合は、解析方法を決める
インプットとアウトプットなので、投入量、産出量、稼働率等
様々な基礎データはある。
話は変わるが、CFPの算出をしていますが、
この考え方はCFPから来ました。
エネルギーの場合、変換・翻訳が大切なところです。
次項の規格要求事項では
(1)現時点のエネルギー資源を特定する
(2)過去及び現在のエネルギー使用及び消費を評価する
(3)将来のエネルギー使用及び消費を見積もる
PM法によって
(1)のエネルギー資源=石油・電気・ガス等を区分する
エネルギーのインプットを特定する
石油系の場合は、A重油、軽油、灯油、ガソリン等更に詳細に区分する
(2)過去及び現在のエネルギー使用及び消費を評価する
過去及び現在なので、測定期間を決める 例えば1年
現在のみの場合は、季節変動要因の有無を明らかにする必要がある
評価する⇒パフォーマンス段階のことを考え評価する
例えばエネルギー効率が良い、省エネ型だ!等
実際、生産現場ではこの機械(設備)は、ガス食うからな〜 などと会話があります。
現場の人は知っているので、規格にあう翻訳が必要なだけです。
PM法は、現場の人に入ってもらいながら行うので、実態が把握しやすい手法です。
その後の継続的改善は、現場主体です(と筆者思う)。
その為にも、現場を巻きこんだ、レビューをお勧めします。
記録の保管だって現場です!!
EnMS/ISO50001コンサルティングは
株式会社オンリーワン経営
注記)CFP=カーボンフットプリント