vol84.中堅企業の課題(3)

経営診断・コンサルティングにおいて、様々な分析手法があります。
中小企業から中堅企業へ脱皮する際には
この分析手法を用いて、分析し、中長期で改善策・改革案を実行することです。
一般的には
(1)定量分析
(2)定性分析
に分かれます。
定量分析は、
①マーケット分析
(需要動向・ライバル・供給動向、消費者・ユーザーニーズ、CS調査)
②決算書分析
(貸借対照表・損益計算書、CF計算書から収益性・成長性・安定性等)
②営業・販売に関するデータ分析
(顧客分析、商品製品分析、流通動向分析、エリア分析、拠点店舗分析
 営業パーソン生産性分析、売場・ゾーニング分析、物流や在庫分析、日報分析
 営業パーソンスキル分析、・・・)
③企画開発・設計開発分析
④生産分析
⑤仕入れ購買、調達分析
⑥人的資源分析
等 業種業態、規模によります。
定性分析は
①定量分析の原因を「現地・現場・現品」「現地・現場・現実」で実態調査します。
②チェックリストを活用し実態調査にモレが生じないように実施します。
③また、定量分析では評価・検証できない分野は、ヒアリング調査をし
 マネジメントの問題点を把握します。
④中堅へ移行するためには、機能の強化が必要です。
定性分析の分野も「定量化」し、グラフや図で問題点が浮き彫りになるようにします。
ここで、中小から中堅への共通の問題が出てきます。
コンサルタントごとに、体系化してノウハウとして持つことになります。
改善策・改革案は、企業のマネジメントレベル・人材レベルにあわせ
立案します。
1.戦略不在の経営
2.トップと一兵卒の経営
3.一部が中堅企業ながら、機能が不備で中小レベルの経営
中堅企業を目指す際には、第三者の診断をお受けになることをお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました