vol81.ルールによる経営

中小・中堅企業が、伸び悩む原因があります。
売上は順調だが、利益がついてこない!
売上が頭打ち!!
第一の原因は、「戦略」の不在、又は、経営環境と戦略の不一致
第二の原因は、規模に応じたマネジメントが確立されない
社員数100名を超えようとすると、ルールによる経営が必須条件。
社長が「憲法」「社長がルール」から、ルールを決めルールに従って
運営するマネジメントへ変化させないと成長しません。
一例で言うと
この時期 夏の賞与の査定があります。
評価表は形式的にありながら、実質、「エイヤ」「鶴の一声」「天の声」で決める。
昇給・昇格、賞与査定は、経営者と社員の取り決め事項=ルール。
このルールを評価の直前で反故にし、評価する、金額決定する。
ここのところが、社員との壁となり、マネジメントが機能しない状態となります。
目標=限界利益、経常利益に応じた、人件費予算の算定。
人件費予算から、昇給可能額、賞与原資を決定。
目標が及ばない場合は、達成率、額に応じて昇給可能額、賞与原資も減額。
その予算の上で、各自の昇給、賞与額を算出。
算出の基礎は評価表に基づいて実施。
以上のルールを公表する、文書化する、就業規則に盛り込む。
経営者と社員の取り決め=ルールです。
売上値引きの決済、投資の決済、会計のルール
トップの独断で、場当たり的に決定する習慣?を止めることです。
トップ自身は、「独断と感じていない」のですが、社員は「社長が変えるから・・・」
「いつも社長が・・・」と本音では思ってます。
それ以上に成長する企業は、このルールーを守っている企業です。
決断と判断について記載したことがあります。
企業成長に伴い、トップは「判断業務」をミドルマネジメントへ移行します。
判断とは、モノサシがあり、良い・悪い、yes noです。
いつまでもこの判断業務に追われていると企業成長しません。
ルールを決め、ルールに従い運営することです。
ルールの改定が必要な場合は、手続きに則り、改訂作業を実施します。
100名〜 10〜30億円 経常利益率5%〜7%の乗り越えるべき壁です。

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