vol.35 経営計画作成ステップの違い!!

20060216経営計画作成の違い.jpg
経営計画作成の時期となりました。
企業を大きく分けて、2つあります。
金融機関から見て、
(1)優良・正常先
(2)正常の下位、要注意、要管理
正常の下位、要注意、要管理とは、実質「不良資産があり修正バランスシート」を
作成すると資本合計が極端に悪化する企業です。
場合によっては、債務超過のケースです。
グループ企業がある場合には、グループも含めて判断します。
正常の下位、要注意、要管理の企業は、往々にして経営計画作成のやり方がわかりません。
見よう見まねで、PLのみ作成。
しかも、「ばら色」の計画書です。
金融機関担当者も、1社にかける時間が少なく(取れず)どのように作成すれば良いのか
判断できない人もいます。
ステップとしては、図中の右 赤印で作成します。
(1)修正 バランスシート(貸借対照表)の作成
(2)修正 バランスシートからみた、PL(損益計算書)作成
(3)各エリア×商品、部門に落とし込みます
 ※(3)については、コンピューター等集計できるもでスタートします。
     出来ない場合は、伝票をエクセル等に地道に入力し作成します。
(4)PLとBSのバランス、整合性を取ります。
(5)最低3案程度作成します。
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優良先・正常先は、各種教科書(書店にならんでいる本)のような形式でかまいません。
大きくは、トップダウン型、ミドルアップ型双方で作成し、話し合いの上 決定します。
いずれも3案は準備しましょう!
トップダウン型は、必ず、損益分岐点、利益図表にて検討します。
オーソドックスに、利益図表を作成し検討下さい。
(後継者には、必ず利益図表を習得させてください!!)
この図を見ながら、固定費、固定的粗利確保の「戦略」を考え出します!
エクセルに、
(1)固定費○アップの場合の損益分岐点売上
(2)利益○アップの場合の損益分岐点売上
(3)変動費、限界利益率が○変化した場合の損益分岐点売上
を計算できる式を準備します。
利益図表、損益分岐点を考え、戦略を練ります!!
PLの集計のみの計画書で戦略を検討しないことです!!
PLの集計のみの計画書で戦略を検討している経営者の特徴は
売上至上主義??
結果、財務バランス無視の借金まみれ企業になります。
経営計画作成の基本をシッカリマスターください!!
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ベンチャー企業は、借入金に頼った経営はしないことです!!
無理をして友人、信用を失います!!
ビジネスモデル以上に、自己資金を準備下さい!!
借入無しで、自己資金を準備できない人は、起業家としてはやるべきでないと
判断しています。
ベンチャー企業 経営者は、資金繰りでつまづき、営業で無理します!!
お金があったら成功するなどと錯覚している人もいます!
お金が集まるか、人が集まるか 経営者の「器」の問題で、自身のことです!!
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