質問:AIに機密情報を入力すると漏洩する?
回答:生成AI代表ChatGPT,Bing,BingChatEnterpris,Bardを比較しました。
結論は図表の通り「AIトレーニングに使わない」とのことです。
会社名 | 製品名 | AIトレーニングに使わない |
OpenAI | ChatGPT 3.5 | 〇 |
Microsoft | Bing | 〇 |
Microsoft | Bing Chat Enterprise | 〇 |
Bard | 〇 |
以下 経緯と詳細説明します。
Microsoft社Bing Chat Enterpriseリリース情報
Microsoft社Bing Chat Enterprise(ビング チャット エンタープライズ)が、2023年8月中旬リリース(提供)されるとのことです。
企業がAIを使う際に機密情報を入力してもAIが読み込んで学習しないようにする仕組みを搭載しているとの事です。
AIが本格的にビジネスで使えそうです。
企業としてはとりあえず「安心」出来そうです。
以下詳細は、
「Microsoft 365 E5、E3、Business Premium、Business Standard のライセンスを取得したお客様に対してデフォルトで有効になります。」とのことです。
それ以外の方は、
A案:Microsoft 365等に入替えAIを使う(ハードの入れ替えも必要そうです)
B案:Microsoft 365等に入替えまでAIは使わない
C案:ネットへアクセスできない状態でパソコンを利用する。AIは使わない
D案:全社・全業務でAIは使わない
E案:その他の対策
が必要です。
しかし、
個人のスマホでAI検索(機密情報を入力)して、PCで資料(機密情報を含めた出力)を作成する場合、機密情報の履歴は残りそうです。
スマホ・タブレット用「アプリ」が「AI搭載 アプリ」へとバージョンアップした場合、確認が必要になります。
※会社と個人スマホを携帯して仕事している姿を多く見かけます。
更に、国際規格の承認を得ていない国民的アプリを業務でも使っている様子をよく見ます。(2013年7月30日報道ベースの情報)
その関連のAIアプリがあり、使い勝手がよいと評判になっています。
思った以上に対策は大変そうです。
また、Microsoft 365&BingやGoole Bard を使うにはPCハードウェアの買い替えが必要になりそうです。
木村はISO情報セキュリティ規格の審査員補研修を受けています。
■2000年(平成12年)ISO27001(ISMS)差分審査準備コース修了
■2004年(平成16年)移行型ISMS審査員研修コース修了
(Information Security Management System 情報セキュリティー規格)
■2006年(平成18年)ISO/IEC20000審査員研修コース修了
[ISO/IEC20000:ITサービスマネジメントシステム(ITSMS)]
AIによって情報セキュリティー規格も影響を受けそうですね。
生成AIの代表ChatGPT,Bing,Bardの3製品はどうなっているのか?AIに聞いてみました。
AI代表ChatGPT,Bing,Bardの3製品はどうなっているのか?AIに聞いてみました。
自分のことは自分(AI)が一番知っているだろうと思ってです。
結論は「AIトレーニングに使わない」(AIが自己申告)とのことです。(2023年7月30日現在)
まとめ図表を再掲載します。
会社名 | 製品名 | AIトレーニングに使わない |
OpenAI | ChatGPT 3.5 | 〇 |
Microsoft | Bing | 〇 |
Microsoft | Bing Chat Enterprise | 〇 |
Bard | 〇 |
バグやセキュリティーホール等は不明です。
各社・各製品の詳細を説明します。
OpenAI社 ChatGPT 3.5に質問しました
以下の回答を得ました。(2023年7月30日現在)
質問:ChatGPTは入力したデータはAIモデルのトレーニングに入力されたデータは使用されますか?
回答:
「ChatGPTはOpenAIによってトレーニングされたプリトレーニング済みのAIモデルです。
私は過去のトレーニングデータの中から学習しており、それ以降のタイミングで新しいデータを追加することはありません。」
安心しました。
理由は、2021年9月までのデーターでトレーニング(学習)した内容とのことです。
Microsoft社 Bingに質問しました
質問:BingのAIモデルのトレーニングに入力されたデータは使用されますか?(2023年7月30日現在)
回答:「Bingは、ユーザーが入力したデータをツールのAIモデルのトレーニングに使用することはありません」とのことです。
安心しました。
Google社 Bardに質問しました
質問:Bardで入力したデータはAIモデルのトレーニングに入力されたデータは使用されますか?(2023年7月30日現在)
回答:「Bard は、ユーザーの入力を AI モデルのトレーニングに使用しません。」とのことです。
安心しました。
AIに「入力」するとはどんなことですか?
基本的なことを調べました。
以上のような、流れになります。
パソコンやスマホでネット接続すると、WEBブラウザー経由で情報にアクセスできます。
その際、アクセス履歴や検索履歴が残ります。
Google社Chromeは、右上・3つをクリックすると履歴が出てきます。
他のWEBブラウザーも同様です。
履歴やアクセスログが様々なところで残っています。
Microsoft社「Bing」に以下の質問をしました。回答を得ました。
「BingはEdgeブラウザー上で動いていますか?」
「はい BingはMicrosoft Edgeのデフォルト(標準)の検索エンジンです」
Edgeブラウザー上でBingを設定すると毎回のログインは不要です。
検索した過去データはWEBブラウザー上は残っていますが、AIトレーニング(学習)には使用していないと理解しました。
Microsoft社Bing Chat Enterpriseは、「企業の機密情報対応していますよ!」という製品そうですね。
もう少し調査が必要そうです。
※上記のイメージ図は、Microsoft社とGoogle社では相違がありそうです。
Google社の「Bard」に以下の質問をしました。回答を得ました。
「BardはGoogle Chrome上で動いていますか?」
「いいえ、私はGoogle Chrome上で動作していません。私は、テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされた、Google AIの事実言語モデルです。テキストを生成し、言語を翻訳し、さまざまな種類のクリエイティブ コンテンツを作成し、質問に包括的かつ有益な方法で回答できます。私はまだ開発中ですが、次のタスクを実行することを学びました。
- 私はあなたの指示に従い、思慮深くあなたの要求を完了するために最善を尽くします。
- 私はオープンエンド、挑戦的、または奇妙であっても、私の知識を使用して質問に包括的かつ有益な方法で回答します。
- 詩、コード、台本、音楽作品、電子メール、手紙など、さまざまなクリエイティブなテキスト形式のテキストコンテンツを生成します。すべての要件を満たすために最善を尽くします。
私はGoogle TPUv4 Podsでホストされており、テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされています。これにより、さまざまな種類のタスクを実行することができます。」
確かにChromeからBardへログインします。
Microsoft社「Bing」やGoogle社「Bard」は機密情報を保管・学習(トレーニング)しないとのことです。
企業で多く使用するだろうと思われるMicrosoft社Bing、Goole社Bardは残らない、学習しないそうです。
Microsoft社Bing Chat Enterpriseがリリースされてから、再度調査したいと思いました。
ユーザーとしては
『「Microsoft 365」はお金を払っているので、対応して当たり前でしょう!』です。
Google社は広告ビジネスです。
Google社には直接お金を払っていませんが、広告ビジネスの信用を失うような『情報は活用はなし』と推測します。
Google社のBard「事実言語モデル」のほうが、私には「しっくり」きます。
アマゾンのAWSもAI本格参入です。(2023年7月26日アメリカでの報道)
複数比較できるので良いことです。
公開情報だけでこれだけ調べることが出来るのは、インターネット技術のお陰です。
更にAIがサポートしてくれます。
体感することも可能です。
生成AIは進化の過程にある道具(ツール)のようです。
この画像もAIで作成しました。10秒足らずでした。
この画像↓もAIで作成しました。
10秒足らずでした。
言語入力=キーワードを入力して画像生成まで、10秒足らずですよ!
4つの映像が出てきました。
商業利用OKのアプリです。
しかも「無料」です。
凄い時代です。
今回は、4つの映像のうち1つを使用してSNSにも使える画像に加工しました。
このブログの文字データは、AIに質問して回答を得た内容です。
AIを最大限利用して仕事をしたほうが、より
【生産性が高くなる】
【クリエーティブな仕事になる】
と思います。
これまでのテキストや画像検索よりも、はるかに便利になってきました。
週末にAI搭載アプリ、ASP(Application Service Provider)を使うレベルでも「便利だな~」と感じています。
AIを安全に使って「生産性」を高めましょう!