NotebookLMは、Googleが開発したAIを活用したノートブックツールです。
私が初めてNotebookLMを使ったとき「なんだこれは!」と驚愕しました。
今回は、この素晴らしいNotebookLMを紹介します。
中堅・中小企業は、社員の昇給源資を生み出すことに苦慮しています。
NotebookLMのAI活用により、中堅・中小企業は、社員の昇給源資を生み出すことが可能になります。
NotebookLMの5つの特徴
1.情報整理の効率化
- ユーザーは、複数のドキュメントや情報をNotebookLMにアップロードします。
- NotebookLMのAIがそれら複数のドキュメントを自動的に解析・整理します。
- ユーザーが、行っていた情報整理の時間を大幅に削減することができます。
- Googleドキュメント
- テキストファイル
- Googleスライド
- ウェブサイトのURL
- YouTubeの字幕付き動画など
様々な形式のドキュメントに対応しており、情報源を統合することもできます。
2.情報への迅速なアクセス
- NotebookLMのAIは、ユーザーがアップロードしたドキュメント等の内容を短時間で理解します。
- NotebookLMは、ユーザーが提供したドキュメントから必要な情報を迅速に抽出・提供します。
- ユーザーが質問すると、複雑な資料の要約や重要なポイントを的確に教えてくれます。
- ユーザーは、情報を効率的に把握できます。
- 提供したドキュメント等為、フェイク情報やハルシネーションを起こす頻度が劇的に減りました。
3.理解の促進
- ユーザーは、NotebookLMのAIが生成する要約や解説を通して、資料の全体像を素早く把握します。
- NotebookLMは、質問に対して資料(エビデンス)に基づいた回答をしてくれます。
- 「資料」と「回答」の照らし合わせも容易になりました。
4.共同作業の円滑化
- ユーザーは、NotebookLMの内容を上司部下同僚と共有することができます。
- 上記 共有化とともに、共同作業を進めることができます。
- プロジェクトごとの情報管理が容易です。
5.NotebookLMが使えるGoogleワークスペース有料版は機密性バツグン
NotebookLMが使えるGoogleワークスペース有料版は機密性バツグンです。
他の生成AIは、生成AIに取り込ませたドキュメントやデータが「学習に使われる」ことがあります。
Gmailの迷惑メール防止で体験しているように、Googleは「機密性は高い」と推測できます。
Googleワークスペース有料版を1社に1アカウント、1部門に1アカウントからスタートすることを強くお勧めします。
NotebookLMをGoogleワークスペースのサービスと連携しながら使うことより、業務効率化、生産性向上が図れます。
NotebookLMは、様々な場面で私たちの生産性を向上させる強力なツールです。
ビジネスの場面では以下の業務に使うことが可能だと判断しています。
- 営業販売管理
- 生産管理
- 仕入れ在庫管理
- 外注管理
- 人事労務管理
- 会計経理
- プロジェクト管理
- OJTや人材育成など
です。
私の使いかた
私は、NotebookLMのビジネス系Youtube動画のURLを貼り付けて、要約と全文の文字起こしをしてもらいます。
特にAIに関する最新情報入手は本当に役に立っています。
AIに関心のある経営者の方には、NotebookLMを必ずお勧めしています。
いつもこのような「使い方事例」を話しをています。
新人や中途採用は、貴重な人材です。
多くの新人や中途採用者に対して社内規定について説明すると思います。
でも実際、有給休暇を取得したいとき上司先輩、人事総務部門に聞きづらいものです。
NotebookLMに人事労務規定のドキュメントを取り込ませます。
新人・中途採用者は「入社〇ヶ月目です。私の有給は何日ですか?」とNotebookLMに質問します。
NotebookLMは答えてくれます。
次に「提出用紙や社内申請ワークフローを教えて下さい」と依頼すると、フォーマットを提示してくれます。
これの応用で、標準書や手順書、マニュアル、社長のYoutube動画などNotebookLMに取り込ませておきます。
入社時に使いかたを教え、アクセスできる環境を整えておきます。
「新人や中途採用者の離職防止には効果がありますよ!」とお話しします。
上司も仕事の教え方、指導の仕方を変えるだけで、とても楽になります。
忙しいときに「有給休暇取得は・・・」と聞かれると、カチンとくるでしょ!
同じように忙しいとき、部下から外部提出資料の申請がありました。
上司は「AIチェック受けてね」と言うだけで、OJTの70%以上をAIに丸投げすることが出来ます。
上手にNotebookLMや生成AIを緩衝材、OJTツールとして使うことをお勧めしています。
NotebookLMを使ったBtoB事例
NotebookLMは、BtoBビジネス場面で活用することができます。
特に、情報整理・分析、提案資料作成など、様々な場面で活用できます。
以下のような活用をお勧めします!
1.顧客情報・業界情報の整理・分析
顧客情報の集約
- 顧客との過去の商談記録、提案資料、契約書などをNotebookLMにアップロードし、個別に顧客情報を一元管理します。
- 見落としや、ベテランの記憶に頼っていたものを、NotebookLMへの質問や要約で確認します。
- 例えば、過去のバラバラの記録から、顧客の経営層のニーズ、管理職のニーズ、現場のニーズの要約を瞬時に把握します。
- もちろん、時系列で集約することもできます。
- これを応用し、顧客の事業部別、部門別、拠点別、組織階層別の提案が可能になります。
- 顧客先のキーマン情報、稟議決裁の基準や特性も把握することができます。
- 受注確率が格段に向上します。
- また、競合先のリアルな情報、断片的情報を残しておくことにより、ライバル対策が打ちやすくなります。
業界情報の収集・分析
- 業界レポート、ニュース記事、競合企業のWebサイトなどをNotebookLMにアップロードし、業界動向を把握できます。
- AIが情報を要約・分析し、市場の変化やトレンドを把握し、戦略立案に役立てることができます。
- インターネット情報については、Gemini、Perplexity、Genspark、旧来のGoogleも使います。
2.提案資料・営業資料の作成
提案資料の作成効率化
- ユーザーは、過去の提案資料や顧客情報をNotebookLMに取り込みます。
- 受注したもの、失注したもの、受注後に追加変更があったもの、基準や仕様、標準地が変わったもの等々の情報をNotebookLMに取り込みます。
- NotebookLMのAIに要約や構成案の作成を支援させます。
- 提案資料作成の時間短縮と質向上が実現できます。
- もちろん、自社の営業マンによる提案書のバラツキを押さえることもできます。
- 提案資料に対する、想定問答集、FQAも作成することができます。
- 顧客のニーズに合わせた提案資料を作成することできます。
営業資料の作成
- 製品カタログ、技術資料、顧客事例などをNotebookLMに取り込み、営業資料を作成します。
- 特に、仕様書の最新バージョン管理には最適です。
- AIが顧客の質問に対する回答を生成し、営業担当者の負担を軽減できます。
- 作成して提案資料を、自社の基準値や顧客の基準値と比較してチェックすることも可能になります。
- 上司や管理部門の業務効率化に大きく貢献します。
- 上司の思い込みによる、チェック段階での変更も防止することができます。
3.社内情報共有・研修資料の作成
社内情報共有の効率化
- 会議議事録、報告書、社内規定などをNotebookLMに取り込み、社内情報を一元管理できます。
- AIが情報を要約し、必要な情報を迅速に共有できます。
研修資料の作成
- 製品マニュアル、研修資料、顧客事例などをNotebookLMに取り込み、研修資料を作成できます。
- AIが研修内容に関する質問に回答し、研修効果を高めることができます。
4.競合分析
競合情報の収集と分析
- 競合企業のウェブサイト、ニュース記事、業界レポートなどをNotebookLMにアップロードし、競合情報を収集します。
- AIに競合の強み、弱み、戦略などを分析させ、自社の競争優位性を確立するための戦略立案に役立てます。
- 検索系生成AIのPerplexity、Genspark等を組み合わせて使ってます。
NotebookLMをBtoBビジネスで活用するメリット
情報収集・分析時間の短縮
- AIが大量の情報を効率的に処理し、情報収集・分析にかかる時間を大幅に削減できます。
社内データーの活用による質の向上
- 社内のバラバラの数値データ・テキス、PDF、動画、静止画像、音声を網羅的に把握させ、質の向上を図ることができます。
顧客理解の深化:
- AIが顧客情報を分析し、顧客のニーズや課題をより深く理解できます。
提案・営業活動の強化:
- AIが提案資料や営業資料の作成を支援し、より効果的な提案・営業活動を支援できます。
社内情報共有の効率化:
- AIが社内情報を整理・要約し、情報共有を円滑化できます。
これらの方法を活用することで、BtoBビジネスにおける様々な業務を効率化し、より効果的なビジネス活動を実現できます。
同じ社員数で、1.5倍、2倍の売上・粗利が実現します。
NotebookLMを使ったBtoC事例
NotebookLMは、BtoCビジネス場面での活用ができます。
顧客理解、コンテンツ作成、カスタマーサポートなど、様々な場面で活用できます。
以下のような活用をお勧めします!
顧客理解の深化
顧客レビュー・アンケート分析
- 顧客からのレビュー、アンケート結果、SNSの投稿などをNotebookLMに取り込み、顧客のニーズ、不満、購買傾向などを分析できます。
- 手入力作業や人手がかかる作業、部門をまたぐ作業、人手があったらやりたかったことがNotebookLMによって実現します。
- AIが感情分析を行い、顧客の満足度や不満点を把握し、商品開発やサービス改善に役立てられます。
顧客セグメント分析
- 顧客の属性情報(年齢、性別、居住地など)と購買履歴をNotebookLMに取り込み、顧客セグメントの分析できます。
- AIが各セグメントの特性を分析し、ターゲット顧客に合わせたマーケティング戦略を立案できます。
- 根拠の乏しい「勘と経験と度胸とはったり」「場当たり的思い付き」ではない分析が可能になります。
コンテンツ作成の効率化
商品・サービス紹介文の作成:
- 商品カタログ、商品説明、顧客レビューなどをNotebookLMに取り込み、商品・サービス紹介文を作成できます。
- AIが商品の特徴や魅力を抽出し、顧客の購買意欲を高める紹介文を作成できます。
- NotebookLMから出力されたテキストデータを画像生成AIに読み込ませ、紹介文と映像が一体化したものを作成することが可能です。
- テキストデータから「動画系」画像生成AIも出てきています。動画を使った案内も可能になってくるでしょう!(2025年3月24日現在)
FAQ・ヘルプコンテンツの作成:
- 顧客からの問い合わせ履歴、よくある質問集などをNotebookLMに取り込み、FAQ・ヘルプコンテンツを作成できます。
- AIが顧客の質問に的確に回答するコンテンツを作成し、カスタマーサポートの負担を軽減できます。
SNS投稿コンテンツの作成:
- 過去のSNS投稿データやトレンド情報をNotebookLMに取り込み、新規投稿コンテンツの作成に活用できます。
- AIがターゲット層に響くコンテンツを作成し、エンゲージメントを高めることができます。
カスタマーサポートの効率化
チャットボットの応答精度向上:
- 顧客からの問い合わせ履歴、FAQ、商品情報をNotebookLMに取り込み、チャットボットの応答精度を向上させることができます。
- 他の生成AIを使い、音声データをテキスト化することも可能です。
- AIが顧客の質問に適切な回答を生成し、顧客満足度を高めることができます。
- カスタマーハラスメント対策としても使えます。
問い合わせ対応の効率化:
- 問い合わせ内容と過去の対応履歴をNotebookLMに取り込むことで、過去の類似事例を参考にしながら、より迅速かつ適切な回答を作成することができます。
- 新人や他部署の人材、委託先人材でもある程度お問い合わせ対応が可能になります。
NotebookLMをBtoCビジネスで活用するメリット
顧客理解の向上:
- AIが大量の顧客データを分析し、顧客のニーズや不満をより深く理解できます。
コンテンツ作成の効率化:
- AIがコンテンツ作成を支援し、マーケティング担当者の負担を軽減できます。
カスタマーサポートの強化:
- AIが顧客からの問い合わせに迅速かつ的確に対応し、顧客満足度を高めることができます。
パーソナライズされた顧客体験の提供:
- 顧客データを分析し、個々の顧客に合わせた商品提案や情報提供を行うことができます。
これらの方法を活用することで、BtoCビジネスにおける様々な業務を効率化し、顧客満足度向上、売上向上に繋げることができます。
以上を基本に、仕入れ在庫管理、生産管理、外注管理、品質管理、人事労務管理、経理会計管理、人材育成等に幅広く活用することが可能です。
GoogleワークスペースとNotebookLMの料金
NotebookLMは、無料でも使うことが出来ます。
有料版は、Googleワークスペース「Business Standard」「Business Plus」となっています。
以下Googleサービス価格表です。
AIを使った業務効率化、WEB運営、人材募集に関する「経営相談」
経営者の為にAIを使った業務効率化、WEB運営、人材募集に関する「経営相談」を行っております。お気軽にお申し込みください。
執筆者:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村淳
執筆者:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村淳
企業経営コンサルタント、医療コンサルタント、WEBコンサルタント、AIコンサルタント
医療分野は、5000名規模の医療法人グループと20年超の継続契約。
西暦 | 月 | 職種・所属・業務内容・その他 |
---|---|---|
1986(昭和61)年 | 4 | 株式会社タナベ経営入社能力開発部所属(現在タナベコンサルティンググループ 東証プライム) 新人賞、事務局優秀賞、努力賞、敢闘賞等社内表彰を受ける。 ) ) |
1997(平成9)年 | 4 | 同社経営協力部課長 経営協力部(経営指導・コンサルティング部門)にて、経営診断、調査、経営協力に取り組みます。 |
1998(平成10)年 | 4 | 同社 経営協力部部長代理(当時 34歳) |
2000(平成12)年 | 4 | 同社 東北支社長(当時 36歳 最年少支社長) |
2004(平成16)年 | 3 | 同社 退社(40歳の独立を目的とし退社)6ヶ月間創業準備を行います。 |
2004(平成16)年 | 9 | 株式会社オンリーワン経営を創業し代表取締役に就任する。2007年(平成19年)中小企業基盤機構経営支援アドバイザーに従事。 |
2019(令和元)年 | 9 | ノーコード・ロコードアプリを活用した業務改善コンサルティング開始 |
2021(令和3)年 | 2 | YouTubeセミナースタート |
2023(令和5)年 | 4 | ノーコード・ロコードアプリを活用した業務改善コンサルティングをバージョンアップ。「スマホ×アプリ×楽しいマッチング×褒め×見える化」コンサルティング実施。 |
2023(令和5)年 | 7 | SNSマーケティングコンサルタント。SNSマーケティングコンサルタント。ゼロからスタート。SNS初任者・新任担当者に向けた情報発信。後にWEBへ拡大。 |
2024(令和6)年 | 2 | 生成AIについて情報発信開始 Googleクチコミ対策、SEO対策、MEO対策、JEO対策、リアルなクチコミ対策の情報発信開始 クリニック・病院に特化した集客/集患=Googleビジネスプロフィール対策=MEO対策コンサルティングスタート。 【医師】を最大のコンテンツと偏見集客/集患=Googleビジネス特典対策=MEO対策を行う。 【取材記事】を「Local Medical Media & Local Media」として優良な取材記事を発信します。 |
講師の資格研修履歴
西暦/和暦 | 内容 |
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1999年(平成11年) | ISO9000審査員研修コース修了 |
2000年(平成12年) | ISO14001審査員研修コース修了 |
2000年(平成12年) | ISO27001(ISMS)差分審査準備完了コースコース |
2004年(平成16年) | 移行型ISMS審査員コース修了研修(情報セキュリティマネジメントシステム情報セキュリティー分野) |
2006年(平成18年) | ISO/IEC20000審査員コース修了 |
2006年(平成18年) | SAP内部ソリューションコンサルタント |
2010年(平成22年) | 「LCA(ライフサイクルアセスメント)トレーニングコース終了(ライフサイクルアセスメント:カーボンフットプリント関連)」 |
2011年(平成23年) | BS25999導入実践コース終了(BCPに関する規格) |
2012年(平成24年) | FSMS(ISO22000)審査員コース終了(食品安全マネジメントシステム) |
2019年(令和元年) | Cloud University※ スペシャリスト編修了研修 |
2019年(令和元年) | クラウドユニバーシティ ※アプリデザイナー編修了研修※サイボウズクラウドサービスの研修 |
2021年(令和3年) | 70%単独で動画・動画編集をマスターしました。残り30%は後藤先生、鈴木先生、小野先生のご指導です。 |
2024年(令和6年) | WEB、SNS集客・集患に関する知識を発信スタート。 生成AI:ChatGPT、Gemini、Claud3、Genspark、Perplexity、Bing、AISEO、Mapify等に関する情報発信スタート。 |
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