№42 二次補正の重点 劣後ローンと医療介護従事者への慰労金

【経産省】
⽇本政策⾦融公庫等による実質無利⼦融資の継続・拡充
(中⼩・⼩規模事業者向け)
【5兆5,683億円】
①⽇本政策⾦融公庫及び商⼯組合中央⾦庫
(危機対応融資)等が「新型コロナウイルス感染症特別貸付」等を
継続し、さらに貸付上限額と利下げ限度額の引き上げを実施。
②⺠間⾦融機関を通じた実質無利⼦融資の継続・拡充(中⼩・⼩規模事業者向け)
【3兆2,375億円】
 都道府県等による制度融資を活⽤した⺠間⾦融機関の実質無利⼦融資を継
続し、さらに融資上限額の引き上げを実施。
③資本性資⾦供給・資本増強⽀援(中⼩・⼩規模事業者向け)【1兆2,442億円】
 ⻑期⼀括償還の資本性劣後ローンを供給するとともに、中⼩機構出資の官
⺠連携のファンドによる出資や債権買取等を実施。
④危機対応融資及び資本性劣後ローン(中堅・⼤企業向け)【8,905億円】
 ⻑期・低利の融資を実施するとともに、財務基盤が悪化している事業者に
対して、資本性劣後ローンを供給。
今回は劣後ローンを使ってでも生きここるが勝ちと思います。
声がかかったらラッキーです。
地域や社会にとって必要とされる企業です。
政府が株主になるようなものです。
最終的には、相殺勘定かな?なおさらラッキーになりそうです。
2020/05/28時点で言えることは
かつての劣後ローンは金利や手数料で3~5%でした。
2008~10年 当時とは異なります。
今回は、過去の意味とは違いそうです。
これまでの政策を時間軸で整理します。
追加1.サプライチェーン 補助金 上限150億円 200件
    医療や戦略物資について国内回帰を促しています。
追加2.外為法の改正で、外資の資本規制が入りました。
    独裁国家のフロント企業に買収されることはなさそうです。
追加3.5/22 日銀と政府一体 30兆円の追加供給 合計75兆円
    日銀0.0% 30兆円→市中銀行→中小企業・個人事業主 資金確保
    日銀0.1%→市中銀行 融資残高→中小企業・個人事業主 
    返済に余裕ができる 事業再開・本業強化
追加4.劣後ローン 更に破綻による外資の買収阻止
    及び技術流出の阻止
私は前向きに捉えて、国家が企業の大株主になる=守ると見ました。
着々と準備しているような気がします。
2020年6月 G7 をスタートに大きな枠組みが変わっていく とみています。


経産省 2020年二次補正 概要PDF↓リンク
https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/pdf/hosei2_yosan_gaiyo.pdf

【厚労省】
 新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の抜本的拡充(国庫負担10/10)【2兆2,370億円】
• 医療提供体制の整備等について、新たにメニューを追加
 重点医療機関への支援、医療従事者等への慰労金の支給、救急・
周産期・小児医療機
関の院内感染防止対策、医療機関・薬局等の感染拡大防止等のための支援 等
• 介護・福祉分野の支援についても、新たに対象に追加
 感染症対策を徹底したサービス等の提供をするために必要な経費、
介護・障害福祉事
業所の職員への慰労金の支給、サービス利用の再開支援 等
20万円 5万円 慰労金支給 これは大きいです。選挙は決まりでしょう!!
慰労金と公務員の定年延長法案を逆手に取り野党選挙基盤に手を突っ込みました。
勇ましいことを言っても審議・採決に応じないわけにはいきません。

厚労省 2020年二次補正 概要PDF↓リンク
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20hosei/dl/20hosei02.pdf
094-17.PNG
094-18.PNG

タイトルとURLをコピーしました