経営環境が、本当に激変する時代である。
今 真の意味のマーケティングが企業に求められる。
マーケティングは、営業・販売部門に限定した問題ではなく
企業全体にかかわる問題である。
組織の範囲は、「全社、全部門」となる。
また、プロダクト・アウト型からマーケット・イン型と言われてきたが
よりセグメント(細分化)された、カスタマー・イン型(木村 造語)となってきた。
同時に、顧客ニーズよりも、社会全体(自然環境含め)のニーズやウォンツも
満たす必要が出てきた。
ソーシャル・イン型(木村 造語)マーケティングが必要となった。
多くのマーケティングの教科書には
「マーケティング・マイオピア(近視眼的)」と表現している。
表面上のニーズやウォンツを満たすのではなく、
「本質」的なニーズやウォンツ解決が必須となる。
その問題解決には、これまでの競争商品製品、競合企業ではなく
新たな商品・製品・サービスと企業があらわれる。
レコードのライバルであった「CD」。
CDのライバルは、携帯電話やアップル社IPodとなった。
しかも、流通形態が、ネット経由である。
スマート・フォンの登場により、更に変化するだろう。
同じように、印刷物や看板、またはFAXのライバルが
HPやHPの添付されているPDFとなった。
印刷物や看板、FAX違うカテゴリーのライバルを駆逐する
サービスの登場である。
更には、営業マンの新規開拓の一部や、
自社説明の時間すら奪ってしまった。
それらは、顧客ニーズを満たしている。
以上の事例のように、経営環境変化に対応するためには
「本質的」ニーズ、ウォンツの解決が求められている。
(次号につづく)