企業価値の算定方式は、沢山ある。
財務を中心にした算定方法が中心である。
一方、マーケット予測や「人的資源」「マネジメント」「戦略」は
現時点で数値化しにくく、算定評価には入っていないケースが多い。
企業の盛衰を二十数年見ていると
経営者の決断、戦略、幹部社員の努力など、財務データから数値化
できない要素が決め手となっている。
短期的効果の薄い「社員教育」「社員躾(しつけ)」「マナー教育」が
長期に渡ると、会社の信用力となり、収益貢献する。
財務的には破たんした企業でも見事に甦る。
一方、財務的には自己資本が充実し、成長力ある企業が
簡単に「破綻」する。
企業価値を定性評価と定量評価にて企業を見る必要がある。
財務データは、定量評価のごく一部である。
執筆:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村 淳