vol195.リーマン破たんと奇跡のリンゴ

アメリカ 証券4位のリーマンの救済交渉が不調となり破たん。
全世界での株価の乱高下が予想される。
同時に、アメリカ中心に消費マインドが更に落ち込み
アメリカの景気頼みの国々や企業は、さらに厳しい経営環境へ。
一方、世界全体の景気後退感から原油価格、レアメタルなどの
先物市場も下落が予想される。
この経済変化をどう切り抜けるかが勝負となる。
話は変わり
奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を可能にした農家 木村 秋則の記録
幻冬舎 著 石川拓治 氏を読んだ。
自然界の法則にしたがった栽培方法を見つけ出すまで
多くの年月を費やした。
これまでの栽培方法は、
肥料による栄養過多や農薬散布は、自然界のメカニズムを狂わせ
人間に都合の良い収量確保であった。(今も多くのリンゴ農家はそうだが)
自然は完璧なシステムである・・・の表現にびっくりした。
土の上の表面の幹・枝・葉、花そして実の状態は
土の下の状態を如実に表現している。
私も田舎育ちなので感覚的にわかるが、山の果実が実る木は
一切、肥料も農薬も使わないが、バランスを保ち毎年恵みをもたらしてくれる。
アメリカのサブプライム問題を震源地とする今般の経済問題も
自然界の法則に背いた結果と映ってしまう。
借入金出来ない年収の人に安易にローンを組ませたのが問題。
目に見える表面や現象とその裏の事情は表裏一体。
人間社会も自然界の一部。
天地自然の法則や宇宙の法則と異なることを行えば
その調整が入るだけだと思う。
経済や経営は、世の為、人の為に行うものだと再認識した。
「奇跡のリンゴ」は、大変面白かった。
人生や経営に示唆する事柄が満載である。
素晴らしい本に出合え感謝です。
今度弘前へ行く機会があれば木村秋則さんを訪ねたいと思った。
※バックナンバーは、左手「社長の打つべき手」を参照願います。

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