交差比率は、粗利益率×商品回転率で求められます。
戦略作成の際には、この比率の強いものでマトリックスを
作成し、比較検討すると効果的です。
戦略本には、大企業対象でシェアで競争優位をはかろうとする手法が
多いですが、中堅企業以下では意味がありません。
また、ライバルとの比較も中堅、中小企業の場合
特定のライバルシェアや数字が明確にわかることは少なく
困難を極めることがあります。
交叉比率(交差比率)の利用範囲は広いです。
メーカーや工事会社の場合は、商品ごとや工事種類ごとの
限界利益率×回転率
かなり無理はありますが
商品回転率を「お客様からのご支持率」や「強い商品」と考えると
様々なオペレーションの改善に結びつきます。
応用分野として私が考えだした手法に
売上後の現金化率、キャッシュフロー貢献度も組み合わせます。
理屈は簡単で、
売掛金は無く、粗利益率(限界利益率)が高く、
商品回転率も良ければ儲かります。
また、クロスマーチャンダイジングのように
交叉比率(交差比率)の悪い商品と良い商品の組み合わせで販売を
組み合わせることも可能です