vol188.交叉比率(交差比率)×売り上げ構成比

交叉比率×売上構成比に応じて、重点商品を変える。
一番良い例が、コンビニである。
はじめ、お弁当、おにぎり等少なかった売り場が、
今は、フライドチキン、コロッケ、おにぎり、お弁当、麺類、
総菜(おかず)、ヨーグルトプリンも含めデザートと
ランチや夕食を補完するまでに至った。
売れるモノを中心に売り場を拡大する。
しかも、中食分野は粗利益率も高い=交差比率が高い。
一般の企業でも同じことを考え、発想し商品構成、顧客構成を
検証する必要がある。
前回も述べたとおり、コンビニはほぼ100%現金決済である。
「強い商品で勝つ」が戦略の基本。
と言っても、強い商品が客観的に見つからないケースもあります。
自社データから取れるのは、交差比率です。
応用分野として、関連する商品群での交差比率を高めるやり方です。
スーツを買ったら、Yシャツ、ネクタイもお勧めする。
クロスマーチャンダイジングです。
関連する商品群の交差比率を高め販売を強化する。
コピー機もこの考え方でいくと
本体はある程度格安に販売しても、カウンター量やメンテで
安定収益を確保する。
車の業界も、新車販売に頼った販売方式から
車検点検、中古車、ファイナンス(保険代理店手数料、リース、
割賦販売手数料 等々)粗利益の高い周辺商品を売る。
しかも、数年に1回の新車販売と比較すると
車検点検、保険等毎年入る商品に組立直した。
交叉比率でいうと新車販売と比較して商品回転率が
格段に向上した。
この分野の売り上げ構成比を高める戦略を展開する。
人の採用、教育、設備が大きく変化します。
交叉比率(交差比率)×売り上げ構成比
加えてCF(キャッシュフロー)化率、現金回収率
前金化率を加えると大きくキャッシュフローが変わり
資金的余裕がある企業へと変身します。
自社を変身させたい方は、ご一報を!

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