vol.170.自己啓発、研修は、企業投資?自己投資?

日経新聞 働くニホン 現場発 「カイゼンは業務か」 に目をやった。
名古屋地裁が 改善 QC活動が「業務」と判断を下した記事である。
22年前、社会人へ。新入社員の私は「わが社には、残業を申請する
習慣がない」と教えられた。
コンサルタントとして、労働基準法を勉強し始めるまで、その通りだと
思い込んでいた。
実際 18年間勤務したが、残業代の申請、深夜労働の申請、
早朝割増分の申請は1回も書いたことがない。
株式公開前後から、企業の社会性が求められ、休日出勤は
事前申請で認められた。
ただし、すべて申請したわけでなないが。
残業・深夜労働については、書くものだとも教えられなかった。
管理職になり、部下にも教えなったし、
申請しない社員へ指導もしなかった。監査での指摘もなかった。
不適切な管理職であったと反省する。
申請記録はなくても、ビルセキュリティー、PCアクセスログが
公表されれば一目瞭然であるが。
上場企業は、内部統制でログ改ざんもできなくなるので、
戦々恐々の上場企業も多いのではと推察する。
話はもどり、時代は、「適法利益」「適労利益」(木村造語)が
判断基準となった。
企業の実力は、「適労利益」ではかるべきである。
名目上の各種自主的活動や自己啓発なので申請しない・・
の習慣も是正が必要である。
このように書く私であるが、
申請しなかった、残業や深夜労働、休日原稿書き、
自宅作業(ふろしき残業)のお陰で
独立してコンサルタントをやっているのも事実である。
ご指導頂いた上司、つき合って頂いた同僚、部下に感謝 感謝。
能力がなかったので、一般サラリーマンが8時間労働時、
16時間は仕事をしていた。
ゼミ同期会では、働いた時間が勲章のように話したこともある。
経営者になってから、長時間労働が習慣化された訳でもない。
サラリーマン時代から労働時間は体に染みついており、
土日の仕事も苦にならないし今日も15時間は仕事をしている。
今日 ある企業の新しいビジネス展開のヒントがあり、
ワクワク状態である。
楽しんで仕事をしていると、時間が気にならない。
なんとも説得力もなく、難しい問題だと思う!

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