vol3.内部統制(日本版SOX法 JSOX法)キーワード (2)

内部統制(日本版SOX法 JSOX法)の特徴第二点目
「不備」の区分は2段階からなります。
SOX法では3段階の区分でした。
どうしても曖昧さが発生するため、内部統制(日本版SOX法 JSOX法)
では2段階区分になりました。
「不備」「欠陥」です。
(1)金額的な欠陥
(2)質的な欠陥 があります。
金額的欠陥の根拠は、各監査法人でデータ・根拠を持っています。
そのデータ・根拠は、ある程度一致し、パブリックな要素があります。
ですから、監査法人が変わったから大きく変わることは少ないのではと
判断します。
この数値についても、ガイドラインで考え方等示されると判断します。
具体的数字よりも、過去の経験値から導き出された、判断基準。
新たな、しかも悪質な事件に利用れないように、ある程度あいまさが
あって当然だと思います。
例えばの事例で
税引前利益の5%×20%未満(以下)であれば、問題なし
税引前利益の5%×20%以上であれば、不備
税引前利益5%であれば欠陥
但し、赤字会社の場合は、別の基準が必要になります。
粉飾の動機が「赤字額」を減らして見せたいと言う場合もあるからです。
同じ赤字であっても、1円なのか、1千億円なのかで投資家はじめ
利害関係者の判断は異なります。
内部統制(日本版SOX法 JSOX法)は投資家保護が目的です。
その本質を考えずに表面の数字で、判断しないことをお勧めします。
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