vol2.内部統制(日本版SOX法 JSOX法)キーワード (1)

トップダウン型のリスクアプローチ
内部統制(日本版SOX法 JSOX法)の特徴として6点上げられます。
第一番目が、トップダウン型のリスクアプローチです。
企業を取り巻くリスクは様々あります。
内部統制(日本版SOX法 JSOX法)では(金融商品取引法で求めている)ものは、
財務諸表に係わるものです。
戦略的なリスク、外部の経営環境リスク 数え上げたらきりがありません。
(1)財務諸表に関するものに限定する
(2)連結ベースで「定量化」できる科目=金額に限定
  約95%を満たすことが一つの基準です。
  ガイドラインには、具体的数字は出ないようですが、意見、考え方
  本来の目的を表現して、表記になる模様です。
(3)勘定科目も粉飾防止ですから
  ①売上
  ②原価
  ③在庫
  ④売掛  等々
  過去の経験則で、期末に調整しやすい科目、子会社・関連会社と
  調整しやすい科目=粉飾しやすい科目(取引)が重点になる
  のではと推測します。
  後は、業種業態、国内外の同業他社、他社での過去の粉飾事例と
  自社の特性を勘案して決めます=定性評価も実施して!
現場の意見を聞くことは重要なことです。
しかし、枝葉末節なことまでリスク分析、対応(文書化による整備、運用、テスト)は
時間的、物理的に無理です。
また、悪意を持って不正を働く人の心までよむことは不可能です。
過去 粉飾の多くは、トップがかかわって行なわれてきました。
それでなければ、大きな金額を変えることはできません。
これまでの粉飾の状況=誰が、どの科目で に目星をつけ実施することが
重要です。
そういった意味でも、トップダウン型のアプローチになったと思います。
評価対象範囲の目安として
(1)金額面
(2)質的
(3)主要な科目+残高合計(カバレッジ、シェア)
(4)他の連結会社との合計(カバレッジ、シェア)
この範囲決定を間違えると、やり直しが大変です!!
監査法人、監査人、私どものようなコンサルタントの利用を
お勧めします。
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  内部統制(日本版SOX法 JSOX法)三点セットサンプル進呈

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