vol88.中堅企業の課題(5)

1〜2名の優秀な人財が企業全体を引っ張る経営からの脱皮です。
1人で10人分仕事をする人財を登用し、会社は大きくなります。
ここから、意識して組織や制度(仕組み)で業績を上げた経験者を
多く入れます。
1人で10人力の人財は、能力が高いだけに自分で都度都度、制度仕組みを
編み出します。
しかし、1人力のヒトにはついていけません。
1人力の人材でも10人集め、12〜15人分の仕事をさせます。
ここで、制度・仕組みを構築出来ず挫折します。
挫折の原因は、
(1)制度・仕組みを構築しさえすれば、出来ると勘違いしていること
  社員に馴染むまで、6ヶ月から1年トレーニングを続けます。
  トップは、トーレーニング期間を予め設けて考えてください
(2)トップ自身が率先垂範、バックアップする。
  トップの鳴り物入りでスタートしても、1〜2ヶ月で「丸投げ状態」
 「任せっぱなし」状態を作ってしまいます。
 トップ自身が率先垂範しる、バックアップを続けることを
 お忘れなく
(3)一部の反対者の意見を取り入れ、やめる
  10人いれば、2〜3人は、常に反対意見、出来ない理由を言います。
  話は聴きますが、即 反応しないことです。
  それよりも、積極的な人間2〜3名、中間層4〜6名に
  どんな改善点をすれば、定着しやすいか週1回ペースでヒアリングします。
  6ヶ月もすれば、見違えるようになります。
  1つの制度、仕組みづくりが成功すれば、後は優先順位ごとに
  制度・仕組みをつくり上げてください。
  1年に1つの仕組み、制度づくりが中堅企業への道です。
  6ヶ月に1テーマ可能であれば、3〜5年後には
  中堅企業にふさわしい体質になります。
  蛇足ながら、自分のウォーキング、ランニングを考えても同じです。
  はじめは、筋肉痛という不平不満に悩まされましたが
  6ヶ月以上続けると組織は強化されます。
  会社の組織でも同じです。
  継続することが重要です。

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