企業成長と「資金調達」は欠かせない問題です。
現在は、表面上金利が安いですが、経常利益率、税引後利益率との
関係で冷静に分析することが肝要です。
金利(%)と売上高経常利益率(%)を比較するやり方は一般的です。
私は、金利(%)と税引後利益率(%)の比較をお進めします。
金利が2%、税引後の利益率0.6%の場合(実効税率40.4%
よって売上高経常利益率1%)、本当に事業をする意味があるか?です。
100%オーナー経営者の株式であっても、他人資本依存度が高く
実質 その企業は銀行のものです。
例えば、銀行がその債権を転売して、ある日突然その債権者から、経営合理化を
求められた場合、株主=オーナー経営者はどう対応しますか?
極端な例かもしれません。
しかし、自己資本合計より借入金が多いと言うことは、実質金融機関のもの
と解釈することです。
オーナー企業のもの と勘違いすると経営判断を誤ります。
資金調達の次に大切なのが「資金繰り」です。
中堅・中小企業は、資金繰りがつかない規模拡大は自殺行為です。
売上が伸びると、大きな会社になったつもりで資金繰りを甘く考えがちです。
大きくなる=固定費増を意識した資金繰りが大切です。
経営計画、事業計画において、自前での資金調達、資金繰り
⇒お客様からの売上拡大と回収、在庫仕掛品削減による
でなければ、拡大しないと決めることです。
結果、マネジメントのスタイルが変わり、筋肉質の経営になります。
売上拡大の事業計画は往々にして「メタボ的」です。
ある日突然、経営の心筋梗塞や脳梗塞へ陥らないことを祈念します。
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