【2025年4月 最新】生成AIのプロンプトの作り方

2025年度を迎え、中堅・中小企業においても、生成AIを導入する企業が増えてきました。

生成AIの種類もChatGPT、Gemini、Claude、Copilot 、Genspark、Perplexity、Felo、Glock、NotebookLMと多彩になりました。

一方、自社の業務に合う生成AIの選び方、プロンプト(命令文)の使い方、現場の業務改善/売上粗利UPにつながるやり方に苦慮しているようです。

今回は、2025年4月時点で、オンリーワン経営がすすめる生成AIのプロンプトについて解説します。

単語登録して使えるプロンプトも準備しました!

読者のみなさんのプロンプト能力が確実に向上します!

生成AI研修もスタートしました。お気軽にお問い合わせくださいね!

生成AIのプロンプト(命令文)

生成AIのプロンプト(命令文)とは

生成AIにGoogleやYahoo!検索のように質問すると、期待した回答がなかったというような経験はありませんか?

生成AIに触れた当初、私は、いつもそんなことを感じていました。

それは、私の間違い、知識不足、勉強不足でした。

生成AIは、コンピューターです。

曖昧に命令すると、曖昧やピンボケの回答しか出してくれません。

生成AIに対して具体的に「命令」「指示」することが重要です。

GoogleやYahoo!検索のような入力はNGです。

生成AIは、新入社員や中途社員だと思ってください。

新入社員や入社したての中途社員へ「あれやっといて」と言っても「????」です。

「今年の新人は使えない」「今度はいった中途社員は気が利かない」と上司の嘆きが出ます。

いやいや、上司の「指示・命令」が悪いのです。

生成AIも全く同じです。

経営者・管理職は、具体的に「指示・命令」しましょう!

プロンプトのモデル

自分や自社にあったプロンプトのモデルがあったらいいと思いませんか?

私は、自分や自社でプロンプトをバージョンアップ、育成していくものと想像もしていませんでした。

プロンプトは新入社員や中途採用者のように育成するものです。

こんな考えに変わってから、私は生成AIが面白くなりました!

プロンプトのベースモデルを示します。以下の通りです。

このプロンプトをベースに、自分や自社でバージョンアップしていきましょう!

コピーして使ってくださいね!


USER:ご指導よろしくお願いいたします。

あなたは、〇〇のプロ教師です。

私は、〇〇業種 経験〇年 役職や立場 簡単な経歴

*要件

**目的

**文字数

**文書スタイル (箇条書き、ですます、ビジネス文書)

**構成

***背景情報

***前提条件

***私の業務の〇〇に使いたいor〇〇お客様に提案したい

***過去の事例 PDF添付等


「USER:ご指導よろしくお願いいたします。」とは

生成AIのChatGPTのやGeminiに、GoogleやYahoo!検索のような入力すると5~10行くらい色々回答してくれます。

この5~10行の生成時間と、生成内容を「見て」「考え」「再度」入力する時間がムダです。

この5~10行「なし」でスタートします。

新しい、チャットを立ち上げたら「USER:ご指導よろしくお願いいたします。」と入力します。

時候の挨拶は時間短縮してスタートしますよ!というようなものです。

なお、

  • 「USER:こんにちは」
  • 「USER:毎度おおきに」
  • 「USER:よろしくお願いいたします。」
  • 「USER:お~」

でもOKです。

それぞれ、生成AIの回答が違います。試して楽しんでみてくださいね!

直ぐに実務で使いましょう!あなたの「プロンプト・エンジニアリング」スキルが向上します!

自分の好みや、生成AIにお願いしたい内容に応じて、あいさつを使い分けてみて下さいね!

「あなたは、〇〇のプロ教師です。」とは

何を生成してもらいたいかを、「指示=プロンプト」(※以下プロンプト)です。

アマチュアではなく「プロ」「専門家」と「プロンプト」することが重要です。

「〇〇」とは、生成したい内容の「範囲指定」です。

「プロ教師」とは、「生成のレベル=専門/プロ」です。

その他、「専門家」「プロコンサルタント」でもOKです。

「私は、〇〇業種 経験〇年 役職や立場 簡単な経歴」とは

「私は、〇〇業種 経験〇年 役職や立場 簡単な経歴」とは、USER=自分の立場を生成AIへ教えます。

この「私は、〇〇業種 経験〇年 役職や立場 簡単な経歴」を知ることにより、生成を精度を上げることが期待できます。

経営者・管理職が「私は、〇〇業種 経験〇年 役職や立場 簡単な経歴」を加えると、より専門的な内容で回答を生成してくれます。

一方、知らないことを調べる場合は、〇〇について私の知識は「高校2年生です」「〇〇学部の大学1年生です」等とプロンプト=指示命令します。

そのれも難しい場合は、〇〇について私の知識は「中学2年生です」とプロンプトします。

すると、大変判り易く回答を生成してくれます。

読者のみなさんが、知りたい内容によって上手に使い訳してくださいね!

「*要件」の*:アスタリスクの意味は?

『「*」の意味ってなに?』と思ったことはありませんか?

あるAI講師のメルマガに「*」のついたモデル構文がありました。

当初、疑問を思わずコピペして使っていました。

ある日「何だろう?」と思ってChatGPTに質問しました。以下の回答を得ました。

「文章の中で重要な言葉を目立たせたいときに使います。

→ ChatGPTは「*」の中の言葉を強く意識して処理します。」

「重要なので、ChatGPTさん意識してくださいね!」というような意味と理解して使っています。

「*構成」とは=「これから生成してもらいたい内容を指示命令します。重要なので、ChatGPTさん意識してくださいね!」というような意味と理解して使ってます。

GeminiやClaudeも同様と理解して使ってます。

***背景情報

生成してもらいたい、背景情報をプロンプトします。

背景情報の「ある」「なし」によって、調べる範囲やその深さ(深度)に差が出てくるようです。

冒頭の新入社員や中途採用者に対する「指示命令」でも同じですよね!

新入社員に仕事の背景情報を伝えず、指示命令すると、出来栄えが期待通りでないことがあると思います。

それと同じです。

***前提条件

生成してもらいたい、前提条件をプロンプトします。

前提条件の「ある」「なし」によって、調べる範囲やその深さ(深度)に差が出てくるようです。

前提条件も、新入社員や中途採用者に対する「指示命令」でも同じです。

***私の業務の〇〇に使いたいor〇〇お客様に提案したい

生成してもらいたい、「目的」をプロンプトします。

「目的は〇〇」とプロンプトしてもOKです。

「私の業務の〇〇に使いたい」

「〇〇お客様に提案したい」等々です。

生成内容によって「基準値」「閾値」「目標」「期間」等使い分けしてください。

***過去の事例 PDF添付等

「過去の事例」があると、参考にして出来栄えが変わってきます。

この件も、新入社員や中途採用者への指示命令と同じです。

マニュアルや手順書、過去の事例があると、上手に真似して仕事をしてくれます。

生成AIのChatGPTやGemini、Claudeも同様です。

「回答までの思考ステップを始めに明らかにして回答してください」

生成AIの回答で、何でこんな内容になるんだろう?と感じたことはありませんか?

生成AIに曖昧なプロンプトをすると、こんなことが今でもあります。(反省します)

これを防ぐやり方を紹介します。

「回答までの思考ステップを始めに明らかにして回答してください」とプロンプトすると、箇条書き等で生成してくれます。

誰でも、初めは生成AIへのプロンプトになれていません。

曖昧なことが多いです。

「思考ステップの箇条書き内容」を確認して、認識違い部分の微修正プロンプトします。

複数回繰り返して、生成精度、回答精度を高めていきます。


  • 単語登録しましょう!
  • このプロンプトと使った場合と使わなかった場合の差を体験してみましょう!

「A to Z で回答してください」「A to Z で生成してください」

詳しいプロンプトまで書けなくて、「これってどうなんだろう?」と聞きたくなることありませんか?

こんな時は、「A to Z で生成してください」とプロンプトしましょう!

このプロンプトは網羅性があり、箇条書きで回答してくれます。

その後「Fについて詳しく〇〇してください」とプロンプトすると、回答・生成の精度が高まります。

目的や内容について曖昧なままプロンプトする際には、このように使いましょう!


  • BeforeAfterで試してみましょう!見た目が全く変わりますよ!

「回答が曖昧にならないよう最初に私に質問してください」

「もうちょっと気をきかせて回答してくれたらな~」と思ったことありませんか?

私は、しょっちゅうあります。

自分のプロンプトが悪いだけなんですが、そんなことは考えず、悶々としながら、次のプロンプトを打ち始めます。

途中で「あ!そうだ」と思い起こし、この「回答が曖昧にならないよう最初に私に質問してください」に変えてプロンプトし直します。

このプロンプトをすると、「構成」が曖昧でも確認しながら回答/生成することが出来ます。

生成AIの「構成」に慣れない人や場合には、「回答が曖昧にならないよう最初に私に質問してください」が使い勝手が良いと思います。


  • これから、生成AIを本格的に使う方は「必須」です。直ぐに単語登録しておきましょう!

「出力 を 100 点 満 点 で 出力 を 評価 し 理由 を 加え て下さい」

素晴らしい回答なんだけれど、大丈夫?と思ったことはありませんか?

そんな場面で使います。

このプロンプトをすると出力 を 100 点 満 点 で 出力 を 評価 し 理由 を 加え て下さい」ChatGPTやGemini、Claudeが100点満点に対して自己評価して回答してくれます。

生成内容によって、70点で良いのか、80点なのか、90点なのか判断してください。
必要に応じて、「自己評価で不足の30点とは何ですか?」とプロンプトしてください。
「構成」や「プロンプト」の範囲、レベルを高めることが可能です。

  • 点数表記があると、生成AIを使うモチベーションが上がります。
  • 「へ~、その箇所が弱いんだ!」と判り、何となく生成AIを理解することが出来ますよ!

「チャットを一旦忘れてください。全て忘れたら再度チャットを始めてください」

生成AIとチャット(会話)していると、「ドツボ」にはまってしまうことありませんか?

私は、いつもいつも「ドツボにはまりっぱなし」です(汗)

このプロンプトをすると、リセットされます。

このプロンプトと出逢うまで、一旦終了して、新しいチャットを開いていました。

間違えであったようです。

私の趣旨目的やレベルを認識させるためには「チャットを一旦忘れてください。全て忘れたら再度チャットを始めてください」が良いと教わりました。

使い始めです。感覚的に「確かに変わった?」まで感じませんが、今後効果が出てくると期待しています。


  • ドツボにはまる前に使いたい、一押しプロンプトです。

次に「q」と言えば改善案を複数出しその改善案に基づいて修正し再度回答してください」

生成AIの回答の改善(案)がもう少し、他の内容がないのかな?と思ったことはありませんか?

このプロンプトすると、次回から、キーボードの「q」の字を押すと改善案について、再生成/再回答してくれます。

「q」はたまたは、左上で押しやすい為「q」にしました。

「あ」「z」「1」でも、ご自分で使いやすいキーを指定してプロンプトに加えて下さい。


  • これも実務で使えるプロンプトです。
  • 直ぐに使って見て下さいね!

プロンプト=指示命令をワードやメモアプリに保存して行きましょう!

プロンプトをワードやメモアプリに保存して行きましょう!

毎回、新しいプロンプトを入力するのは大変です。

パソコンのディスクトップやワード等に保存しておき、使い回しをしましょう!

NotebookLM※が優秀なツールです。

NotebookLMの成功事例プロンプトを作って保存することをお勧めします。

チームや組織でNotebookLMを使い、チームや組織のレベルを高めましょう!


NotebookLMは、Googleが提供するAIを活用した情報整理ツールです。

ユーザーがアップロードした文書やデータをAIが整理・分類し、効率的な情報アクセスや管理を実現します。

Geminiを搭載し、多岐にわたるファイル形式や多言語に対応しており、ビジネスや研究など幅広い分野での活用が期待されています。

NotebookLMのサイトをリンクします。

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単語登録に登録しましょう!

是非、単語登録しましょう!あわせて、生成AIを使うメンバーへもお勧めしましょう!

  • USER:ご指導よろしくお願いいたします
  • 回答までの思考ステップを始めに明らかにして回答してください
  • A to Z で回答してください」「A to Z で生成してください
  • 回答が曖昧にならないよう最初に私に質問してください
  • 出力を100満点で出力を評価し理由を加えて下さい
  • チャットを一旦忘れてください。全て忘れたら再度チャットを始めてください
  • 次に「q」と言えば改善案を複数出しその改善案に基づいて修正し再度回答してください

まとめ

2025年4月現在、生成AIはビジネスの現場で急速に普及しています。

その効果を最大限に引き出すためには、適切なプロンプトの作成が不可欠です。

本記事では、具体的なプロンプトのモデルや、より高度な指示をAIに与えるためのテクニックを紹介しました。

重要なポイントは以下の通りです。

  • 明確な指示: AIは曖昧な命令では期待通りの結果を出せません。具体的な役割設定、条件指定、目的の明示が重要です。
  • 思考ステップの指示: 複雑なタスクでは、AIに思考プロセスを段階的に示すことで、より精度の高い結果を得られます。
  • 自己評価と改善: AIによる出力の自己評価を活用し、必要に応じてプロンプトを修正することで、さらなる品質向上が期待できます。
  • プロンプトの保存と共有: 効果的なプロンプトはチーム内で共有し、組織全体のAI活用能力を高めましょう。
  • 単語登録しましょう!

生成AIは、適切なプロンプトによって、ビジネスの可能性を大きく広げます。

ぜひ本記事で紹介したテクニックを参考に、読者のみなさんの業務に役立ててくださいね!

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    執筆者:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村淳

    執筆者:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村淳

    企業経営コンサルタント、医療コンサルタント、WEBコンサルタント、AIコンサルタント

    医療分野は、5000名規模の医療法人グループと20年超の継続契約。

     

    西暦職種・所属・業務内容・その他
    1986(昭和61)年4株式会社タナベ経営入社能力開発部所属(現在タナベコンサルティンググループ 東証プライム)
    新人賞、事務局優秀賞、努力賞、敢闘賞等社内表彰を受ける。 ) )
    1997(平成9)年4同社経営協力部課長 経営協力部(経営指導・コンサルティング部門)にて、経営診断、調査、経営協力に取り組みます。
    1998(平成10)年4同社 経営協力部部長代理(当時 34歳)
    2000(平成12)年4同社 東北支社長(当時 36歳 最年少支社長)
    2004(平成16)年3同社 退社(40歳の独立を目的とし退社)6ヶ月間創業準備を行います。
    2004(平成16)年9株式会社オンリーワン経営を創業し代表取締役に就任する。2007年(平成19年)中小企業基盤機構経営支援アドバイザーに従事。
    2019(令和元)年9ノーコード・ロコードアプリを活用した業務改善コンサルティング開始
    2021(令和3)年2YouTubeセミナースタート
    2023(令和5)年4ノーコード・ロコードアプリを活用した業務改善コンサルティングをバージョンアップ。「スマホ×アプリ×楽しいマッチング×褒め×見える化」コンサルティング実施。
    2023(令和5)年7SNSマーケティングコンサルタント。SNSマーケティングコンサルタント。ゼロからスタート。SNS初任者・新任担当者に向けた情報発信。後にWEBへ拡大。
    2024(令和6)年2生成AIについて情報発信開始

    Googleクチコミ対策、SEO対策、MEO対策、JEO対策、リアルなクチコミ対策の情報発信開始

    クリニック・病院に特化した集客/集患=Googleビジネスプロフィール対策=MEO対策コンサルティングスタート。
    きっかけは、Google生成AI「SEL:Search Labs」による検索上位1・2・3位の生成
    。 1ヶ月で検索上位にする=MEO対策を実施しました。

    【医師】を最大のコンテンツと偏見集客/集患=Googleビジネス特典対策=MEO対策を行う。

    【取材記事】を「Local Medical Media & Local Media」として優良な取材記事を発信します。

     

    講師の資格研修履歴

    西暦/和暦内容
    1999年(平成11年)ISO9000審査員研修コース修了
    2000年(平成12年)ISO14001審査員研修コース修了
    2000年(平成12年)ISO27001(ISMS)差分審査準備完了コースコース
    2004年(平成16年)移行型ISMS審査員コース修了研修(情報セキュリティマネジメントシステム情報セキュリティー分野)
    2006年(平成18年)ISO/IEC20000審査員コース修了
    2006年(平成18年)SAP内部ソリューションコンサルタント
    2010年(平成22年)「LCA(ライフサイクルアセスメント)トレーニングコース終了(ライフサイクルアセスメント:カーボンフットプリント関連)」
    2011年(平成23年)BS25999導入実践コース終了(BCPに関する規格)
    2012年(平成24年)FSMS(ISO22000)審査員コース終了(食品安全マネジメントシステム)
    2019年(令和元年)Cloud University※ スペシャリスト編修了研修
    2019年(令和元年)クラウドユニバーシティ ※アプリデザイナー編修了研修※サイボウズクラウドサービスの研修
    2021年(令和3年)70%単独で動画・動画編集をマスターしました。残り30%は後藤先生、鈴木先生、小野先生のご指導です。
    2024年(令和6年)WEB、SNS集客・集患に関する知識を発信スタート。

    生成AI:ChatGPT、Gemini、Claud3、Genspark、Perplexity、Bing、AISEO、Mapify等に関する情報発信スタート。

     

     

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