原油価格が下落している。
 今朝の(2008年9月15日)日経新聞によると
 NY原油先物相場は、1バレル98.84$まで下落。
 先物市場への規制が議論されてから下落基調である。
 先物市場は、本来の価格形成機能やリスクヘッジ機能の
 資金中心に運用されれば良いわけで、高騰をもたらした
 様々な運用資金が入るべきではなかったと思う。
 皮肉なことに、原油高騰は、代替エネルギー開発や省エネ技術開発
 生活様式の改革へも影響を及ぼした。
 下落時、経営に及ぼす影響は
 高い仕入れ値の在庫を持っている企業は逆ザヤとなり
 市場価格(ライバルとの競争)損切りしなければ在庫がはけない状態となる。
 在庫の不良債権化が進む可能性がある。
 経営の基本は、必要な分だけ、必要な量、適正価格にて購入することである。
 原油に関係する原燃料、原材料はすべてこの調整時期に損失を被る。
 誰が「ババ引き」をするかである。
 早め、早めの判断を怠らないようにすること。
 ※バックナンバーは、左手「社長の打つべき手」を参照願います。
vol193.原油価格の下落
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