vol.166成長する経営(6)

経営理念と行動指針
企業のビジョンや夢、将来構想、あるべき姿等を「文書化」した
ものを「経営理念」といいます。
経営理念には、創業時の考え方、創業の精神が含まれているケースもあります。
1〜2年程度で変わるものではなく、10年単位、50年単位、100年単位での
普遍性があります。
経営理念より
中長期の経営計画や経営戦略、経営戦略の下位に属する事業戦略等が
関連付けられて作成されます。
大企業の場合は、事業ごとに部門を設けることがあります。
よって全社の経営戦略と事業ごとの戦略が存在します。
さて、行動指針は、社員の行動規範となるようなものです。
営業、開発、生産(製造)、物流、工事、経理、人事・・・
職種は違っても社員として共通する行動のあるべき姿です。
私は、以下の行動指針を上げております。
【社員行動指針】
一.時間を大切にする人
一.人を大切にする人
一.モノを大切にする人
一.カネを大切にする人
一.智恵や工夫を働かせる人
(1)時間を大切にする人とは
  時間はストックすることは出来ません。
  万人に共通のものです。
  時間効率や時間生産性、時間を守る(=信用や信頼)
  成長企業の特徴は、時間の価値に敏感です。
  時間の価値が大切であると社員へ教える文化(カルチャー)があります。
  社員への躾教育に始まり、様々な場面で時間を見方にしています
  経営資源は、「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが
  私は、「時間・ヒト・モノ・カネ・智恵」と提唱しています。
  あらゆる企業で全てが満たされ、整い経営している企業はありません。
  後発、下位企業、新たなサービスを提供す企業(ベンチャー)
  成功している企業は「時間」を大切にしています。
  老舗や大企業病の企業の特徴は、形式的手続き論になってしまい
  または、組織の壁を作ってしまい
  時間価値を失う文化(カルチャー)や制度づくりをおこなっています。
(2)ヒトを大切にする人
  人材⇒人財といいながら、業績が厳しくなると首切りをしたり
  派遣や外注を「奴隷」「使用人」のごとくこき使い
  まったく「社徳」のない企業があります。
  人を大切する企業は、「育成」する文化・制度を持ち合わせています。
  学生に言う「社員教育制度」などと言う程度のものではなく
  仕事の現場で「教え合う」ことが当たり前になっていることです。
【次号に続く】
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