社員の育成とは、狭い意味の業績(経常利益)を達成する人々を育成する
ことではないと判断します。
自社で定年まで終えようが、転職、独立 その他第二、第三の人生を
送ろうが、「人生の成功者」を育成する姿勢が大切だと判断します。
自社の悪い意味の常識や、業界の常識、慣行、慣習をマスターさせ
目先の、短絡的利益を追求した姿が、大手企業を中心とする不祥事へと
つながってきているのではないかと判断します。
正しいものの見方・考え方をもつ人財を一人でも多く育成すること
こそがトップの使命と判断します。
CSR(企業の社会的責任)が叫ばれる中、正しいものの見方、考え方が出来る
人財育成こそが、真の企業責任ではないでしょうか?
ある住宅会社のトップは、
「わが社の誇れることは、お建てになったお客様が
誰一人、経済的理由 特に住宅ローン負担を理由に、引き渡し後
手放された方はいらっしゃいません!!」
「自社の利益、売上、受注棟数を優先させると、必ず無理なローンを
組ませ、結果 お客様を不幸にします。そんな住宅会社が多くあると
思います」とのこと。
「わが社の社員には、お引渡し後、本当に幸せにお過ごし頂けるよう
余裕、不足の事態も考慮した資金計画づくりを徹底して教育しています」とのこと。
私は、大企業のような「派手な報告書」や「広告記事的」
社会貢献や環境貢献をうたう必要がないのではないかと思います。
CSR(企業の社会的責任)といいながら、謝罪記者会見をしている企業
CSR(企業の社会的責任)といいながら、お詫び広告掲載をしている企業
どこか矛盾を感じます。
ある小売店では、「お買い求め頂いたお客様の家庭が幸せであることが
我々の使命です」と唱和しているところがあります。
マニュアルではなく、個々のお客様を把握しニーズにお応えしているから
繁盛しているのでしょう!!
いち消費者として、本当に親切なお店だなと実感しています。
企業の一方的・短期的目標達成のみではなく、
また、目先実績主義にて「つる」社員・幹部づくりではなく
正しい価値観を持った社員育成、幹部育成が求められていると
判断します。
正しい価値観を持った社員、幹部こそが、真の人生の成功者では
ないかと思います。
ですから、疑似体験として人生を豊かにする読書が必要ではないかと
考えます。
本当にお客様のことを考える、お客様の視点に立つとは?
是非、深く考え頂くことをお勧めします。
近頃、こんな「想い」でコンサルティングや研修をしています。
「適正利益」に加え、「適法利益」(木村造語) さらに
「適想利益」「価値観利益」「正しい価値観利益」(ともに木村造語)
が企業の盛衰をきめると判断します。
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