vol.22 交叉比率? 経営者のマネジメント?!

コンサルティングの時、部門計画を貸借対照表と連動して立案しない企業に遭遇します。
例えば、交叉比率
(小売)粗利益率×商品回転率
(卸)粗利益率×棚卸資産回転率 です。
商品(棚卸資産)回転率=売上高÷商品(棚卸資産)
 (単位:回) です。
この比率が、一定以上でない=
(1)デットストック
(2)スリーピングストック が存在します。
ゾーンやエリアで言うとデットゾーン、スリーピングゾーンが存在します。
この比率にあわせて、商品の受発注のやり方、在庫管理、商品提案、
ロジスティック(物流)、ゾーニングが大きく変わります。
決算書分析から、様々な提案をします。
売場のデットストック、スリーピングストック多い
倉庫の整理整頓が悪い  ・・・等々の企業は必ず
在庫のことを重視していません!
「在庫や商品がないと商売できません」
「これでも在庫は減らしました!」
と必ず言います。
同時に、業界平均よりも、
粗利益率、売上高経常利益率、総資本経常利益率が悪いです。
明らかに利益率が悪いのに、理解に苦しむところです!
目先の商売にとらわれ、【経営の本質】の理解不足です!!
交叉比率が改善され、倒産した会社を知りません!
交叉比率 改善が原因で、収益を落とした会社をしりません!
経営者自身が、損益計算書、貸借対照表をよく勉強することが大切です。
「仕入れの改善をしています」「粗利の改善をしています」と言いますが
そのことにより、貸借対照表をどのように変化させたいのか示していない場合が多いです。
棚卸資産=借入金の基本が理解できていないのでしょう!!
立派な経営方針書に「交叉比率」「棚卸資産回転率」すら記載が無い場合
黄色信号です!!
部門長(課長クラス以上、店長バイヤー)以上が、自部門の回転率、交叉比率を答えられない場合は
赤信号です!!
部門長(課長クラス以上、店長バイヤー)以上が理解し、
使いこなして「青信号」「安全運転」と言えます!!
経営方針書、部門計画を見直しましょう!!
根本原因の「経営者のマネジメント」を見直しましょう!!
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東京から仙台(東北)を中心にしています。
 経営 営業 人事 コンサルタント
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