
AIが「検索」を「知性」に変える。Google検索の最新機能「AIモード」がもたらす革命
AIが「検索」を「知性」に変える。Google検索の最新機能「AIモード」がもたらす革命はじめに:ググる時代から、「AIチャット」時代へ私たちはこれまで、何か知りたいことがあれば「ググる」という行為を通じて情報を手に入れてきました。それは、キーワードをいくつか入力し、無数の検索結果の中から、自分が求めている情報が書かれたウェブサイトを探し、複数のページを読み比べて答えを見つけ出すという、一連の作業の繰り返しでした。この方法は長らく私たちの情報探索の中心でしたが、近年、Google検索に大きな変化が訪れています。2022年ChatGPTの登場によって「AIチャット」が一般化しました。そしてGoogle検索の回数が減りました。2025年9月、Googleが満を持して日本でも提供を開始した、最新機能「AIモード」によって大きな変化が訪れそうです。これは単なる検索機能の進化ではなく、情報探索のあり方を根本から変える、まさに革命的な一歩と言えるでしょう。執筆:映像プロンプト オンリーワン経営 AIコンサルタント 木村淳 目次AIモードとは何か?従来の検索との決定的な違い「GoogleAIモード」は、「AIチャット」に進化GoogleAIモードはエージェント機能を予感させるGoogleAIモードは、GeminiのカスタムバージョンAIモードを動かす頭脳:Geminiがもたらす革新Google検索のAIモードによってE-E-A-Tの重要性は増す!まとめ 2025年9月21日現在あなたのビジネスを加速させる次の一歩を踏み出しましょう!お気軽にお問い合わせください!執筆者:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村淳(あつし)講師の資格研修履歴AIモードとは何か?従来の検索との決定的な違いAIモードとは、一言で言えば「生成AIがユーザーの代わりに検索を行い、包括的な回答を生成する」機能です。従来の検索が「キーワードと関連性の高いウェブページを探し出す」ことに主眼を置いていたのに対し、AIモードは「質問に対する答えそのものを生成する」ことを目指しています。ChatGPTやGeminiへのチャットと同じ感覚で依頼できます。この違いは、私たちの情報収集のプロセスを劇的に簡略化します。例えば、従来のGoogle検索で「スマホ買い替え」について調べるとします。私たちはまず「スマホ 価格 ドコモ」「スマホ 価格 au」と検索し、表示された複数のウェブサイトを一つひとつ開いて、内容を確認します。新しい「GoogleAIモード」を試してみました。旧来のGoogle検索の「auのiPhoneについて教えて」としました。最新のiPhone17が出てきます。これにはビックリです。サイトのリンクである「クリップ」マークが付いています。2025年9月21日現在 私のChatGPTPlus(有料版)は、ディープリサチで「最新モデル(iPhone 16シリーズ)が中心にラインナップ。」と出てしまいました。残念。学習データのタイムラグが原因と思われます。「GoogleAIモード」は、「AIチャット」に進化「GoogleAIモード」は、「AIチャット」に進化していました。ひょっとして、GeminiやChatGPTのようにチャット出来るのか試してみました。「Google検索のAIモード良くなりましたね!」とチャットすると以下の画面がでてきました。そうなんです。Google検索AIモードの回答は、GeminiやChatGPTになるんです。GoogleAIモードはエージェント機能を予感させるエージェント機能が使えるのではと思い「ドコモのガラケーを変え変えようと考えています。AIのエージェント機能を使って案内してください」とチャットしました。※私は、複数キャリア契約で異なる機種を使っています。すると、「ドコモのガラケーからスマホへの買い替えを、AIエージェントがご案内します」「ステップ1:お客様のニーズをヒアリングします」完全にGeminiやChatGPTになっているんです。しかも、問合せに対してのレスポンスは、生成AIとは違い「早い」です。しかも「無料」「クレジットの無制限」です。この瞬間、生成AIを検索がわりに利用していたユーザーは、「GoogleAIモード」に移るなと感じました。生成AI無料ユーザーの不満の中に「時間がかかる」「クレジットの制限がすぐに来る」「映像の説明がない」「根拠があいまい」「ウソをつく(ハルシネーション)」がありました。Claudeは、近頃、不安定でした。Gensparkも素晴らしい生成AIなのですが、1回のチャットで「無料枠のクレジット」を使い果たしてしまうのです。気軽に使えないのがGensparkでした。Gensparkの企業情報検索は、専門会社以上に優れている点が、多々あります。BingやCopilot は、検索系は論外です。今回の「GoogleAI検索モード」は、上記の4つの不満を解消してくれたのです。以降の「GoogleAIモード」へのチャットは、「Google Gemini」のように質問してみました。スマホ機能「比較の表」スマホ価格の「一覧表」を出してくれました。近隣のお店を3つ以上、Googleマップ付きで案内してくれました。iPhone17がリリースされたばかりなので、予約をしてから来店することを勧めてきました。私にとっては、「GoogleAIモード」は、「Geminiのエージェントモード」にように感じました。GoogleAIモードは、GeminiのカスタムバージョンGeminiに「Google検索のAIモードは、Geminiで動いているのですか?」と尋ねるとはい、その通りです。Google検索の「AIモード」は、Googleの最新かつ最も高性能なAIモデルであるGeminiを基盤として動いています。より正確には、AIモードではユーザーの複雑な質問に対応するために、Geminiのカスタムバージョンが利用されています。Geminiの高い推論能力、マルチモーダルな理解力(テキストだけでなく画像や音声も扱う能力)、そして膨大なコンテキスト(文脈)を理解する能力によって、従来の検索では難しかった包括的で詳細な回答を生成することが可能になっています。つまり、Google検索のAIモードは、Geminiという強力なエンジンを搭載することで、単なるキーワード検索ではなく、「AIに問いかける」という新しい情報探索の体験を提供しているのです。