大手企業の受注や操業度の底入れ感はあるものの
中堅企業(売上1000億円未満)や中小企業、
零細企業経営は依然厳しい。
GDP(国内総生産)の60%を占める個人消費は
最低2年は回復しない。
また、団塊の世代が退職を迎え、安定収入がなくなり
消費は衰退する。
今後も厳しさは続く。
一方、金融庁の金融検査マニュアル(中小企業版)をみると
バブル崩壊時とは180度反対方向を示している。
本当にいいのだろうか?疑問である。
経営再建計画がないからと言って破たん懸念に
債務者区分をしてはいけないと言っている。
本当に当該企業のことを考えれば、作る努力をさせる
べきではないだろうか?
航海をするのに羅針盤なしで船を出し無事航海出来るのだろうか?
カーナビ付きの車に乗っているにもかかわらず、
初めての場所へ行くのにカーナビを使わず、
カンと経験と度胸とハッタリで車を運転し到着するだろうか?
しかも、迷子にならず、時間通り到着する?
経営には、羅針盤やカーナビは必須である。
経営計画書は作ることが必要。
中身は、「真夏の晴天」「バラ色」コースではなく
現在の水準が続く場合
若干持ち直す場合
良い時期の70%程度 の3パターン程度必要である。
現在の水準が続く場合の打つべき手
若干持ち直しの場合に打つべき手
良い時期の70%程度まで回復した場合の打つべき手
経営者自身 心の準備をするだけで経営は変わる。
経営の原理原則に照らして、経営を行うべきである。
安易な融資に依存せず、経営者は自力の経営を心がけるべきである。
金融機関も多少きびしいことを経営者へ求めることが
結果 企業をすくたっり、成長させるのだと思う。
執筆:株式会社オンリーワン経営 代表取締役 木村 淳