【取材記事】仙台市医師会看護専門学校様 次代を担う、看護師・准看護師の皆さんの学習環境は?

新型コロナ禍 医療関係者の方々のご活躍に感謝申し上げます。

次代を担う、看護師・准看護師の皆さんの学習環境は?について取材しました。

次代を担う、看護師・准看護師の皆さんの学習環境は?について取材しました。

新型コロナ感染予防も含め「実習」時間の確保に努力・工夫している実態を取材してみました。

今回の取材先は「仙台市医師会看護専門学校」様です。

病院・介護施設等での実習時間=カリキュラム上ルールがあります。

現場での実習を確保できない分、学内で教員、学生同士、実習用人形等を工夫してお使いでした。

※専門用語として人形=「看護シミュレーター製品」。

製品名は「まあちゃん」「フィジコ」「シナリオ」。

各々の機能が違います。

写真は、看護学科の学生、准看護学科の生徒の方々の協力を頂きました。

ありがとうございました。

看護シミュレーター製品:まあちゃんに「口腔ケア」実習

校内の母子実習室において人形名称「まあちゃん」を使って実習しています。

写真の内容は、看護シミュレーターを使って、患者様に口腔ケアしています。

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

実習は准看護学科で735時間、看護学科で720時間必要です。

コロナ禍でも以下のような実習をこなさなければなりません。

(資料提供:仙台市医師会看護専門学校様 HP 看護学科シラバス基礎看護学実習より)

看護シミュレーター:まあちゃんに「点滴」演習

この写真は、点滴の演習です。

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

次の写真は、車いすを使った移動とストッレチャーを使った移動です。

本来は、病院や各施設で「実習」します。コロナ禍において、校内にて対応しています。

移動前後、移動中の「お声がけ」も含め実習しています。

 

この写真はストレッチャー準備です。

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

ストレッチャーからベットに移動させています。

病院や各施設で実習出来ない分、校内で対応しています。皆さん一所懸命です。

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

 

コンサルタントの悪い癖で、直ぐに値段やコストが気になります。

看護シミュレーターのお値段をお聞きしました。

数十万円から300万円程度まであります。

実習用ベットはガイドラインにより学生4名に1台設置。

各実習室に設置しています。

看護シミュレーター(人形)は4台(まあちゃん、フィジコ、シナリオ、新生児)あります。

【木村感想】

1病床(ベット)にシミュレーター1台あれば、実習も充実するのではないかと感じました。

ちなみに、看護シミュレーター製品「シナリオ」はレンタル製品です。

多機能で様々な実習に対応できるそうです。

看護シミュレーター「まあちゃん」約35万円、仙台ロータリークラブからのご寄付ということです。

下段の写真「シナリオ(左側)」と「まあちゃん(右側)」です。

  

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

シミュレーターを有効活用しています

コロナ禍で現地「実習」が出来ない分、学内においてシミュレーター(まあちゃん、シナリオ)を使い対応しています。

 

シミュレーター製品、製品名「シナリオ」は、多機能です。実習において、患者様の症状に応じ心拍、呼吸、血圧、心電図、顔色(熱が出ると顔が赤くなる)等を設定することができます。

(2021/02/17 取材撮影)

患者様の症状に応じた設定が可能です。

教師が症状を設定します。

学生は、設定を見ずに、シミュレーターの各種情報をもとに判断し、処置等対応していきます。

【木村の感想】

「リアルだな!」

「学習の現場は進んでいるんだな」

「病棟に行かなくても患者様の症状をみることができるんだな」

(2021/02/17 取材撮影)

 

アナフィラキシーショックを想定した「シナリオ」です。

(2021/02/17 取材撮影)

お試しで、聴診器を使って心拍を聞いています。

かすかに聞こえました。

(2021/02/17 取材撮影)

脈を取っています。脈ははっきりと判りました。

(2021/02/17 取材撮影)

 

仙台市医師会看護専門学校様は3年課程へ移行されることについて松永学校長から説明を受けました。

 

概要は

1.歴史

仙台市医師会看護専門学校様は、前身の仙台市医師会附属准看護学院(昭和27年開校)、仙台市医師会附属高等看護学院(昭和50年開校)が平成25年統合され、約1万人の看護師・准看護師を輩出しています。(詳細沿革は以下参照ねがいます)

第1代 学校長 長野 正裕 先生

第2代 学校長 松永  弦 先生

(第1代 長野先生と 第2代 松永先生のツーショットです)

2.宮城県・仙台市の医療看護を人材育成面で支えています

宮城県・仙台市の医療看護を人材育成面で支えています。

3.3年課程への準備を進めています

准看護学科は令和2年度の入学生の卒業を最後に、閉科予定です。
看護学科(2年課程)は令和4年度の入学生の卒業を最後に、閉科予定です。
現在、令和5年度の看護師3年課程の開設に向けて準備を進めております。

4.看護3年課程とは

  • 基礎学歴は高等学校卒業です。
  • 3年間の学習です。
  • 看護師国家試験受験資格を得ることが出来ます。

 

5.医療看護環境変化の現状

  • 医療福祉分野での人材不足
  • 看護職の働く場の多様化(病院、福祉施設、在宅医療等々)
  • 看護技術の高度化(認定看護師、専門看護師 等)

 

6.教育理念は

保健・医療・福祉に携わる人としての倫理観を持ち、社会や医療の変化・進歩に対応できる人間性豊かな看護師・准看護師を育成する。

 

7.沿革と今後の予定

 

(提供:仙台市医師会看護専門学校様 HPより)

(資料提供:仙台市医師会看護専門学校様 HPより)

 

仙台市医師会看護専門学校様 全景と校内の写真です。

(写真提供:仙台市医師会看護専門学校様)

教室です。東日本大震災の経験を活かし、ヘルメットが準備されています。

(2021/02/17 取材撮影)

小児の人形です。

(2021/02/17 取材撮影)

沐浴の実習を行います。

(2021/02/17 取材撮影)

訪問看護を想定した在宅の実習室です。

(2021/02/17 取材撮影)

 

訪問バックです。

(2021/02/17 取材撮影)

 

仙台市医師会看護専門学校様 松永学校長、峯副学校長、松田看護学科教務部長、鶴田准看護学科教務部長にはご多用の中、取材協力誠にありがとうございました。

(2021/02/17 取材撮影)

仙台市医師会看護専門学校様へのお問い合わせはHPリンク貼ります。

 

 

タイトルとURLをコピーしました