vol131.適正利益規模の原則(木村造語)

中堅、中小企業において、ある程度の規模までは収益性が良いにも関らず
それ以上の規模拡大=先行投資をすると極端に収益性が落ちることがあります。
この状態を私は、「適正利益規模の原則」と言ってます。
原因は、
(1)戦うべきマーケットの変化
(2)戦略の変化
(3)組織や責任権限の問題
(4)マネジメントの問題
(5)経営者の器
に起因しています。
ある企業は年商300億円で、ニッチマーケット№1、10%の経常利益を出していました。
500億円を目指した途端、赤字体質へ突入。
年商300億円とライバルは何千億円企業です。
300億円が500億円になってもライバルから見るとあまり変化はありません。
しかし、経営者へ押し寄せる規模拡大の強迫観念で決断!
結果、赤字体質に転落。
規模拡大よりも、適正規模で確実に利益を上げることが重要です。
無理、無茶な規模拡大は、借入金依存体質=他人資本体質をまねきます。
いくら、株式をオーナーが過半数を持っていようと、他人資本依存では
結果、オーナー以外の株主=金融機関に支配されたも同然です。
この原理を理解せず、規模拡大の強迫観念で誤った決断をします。
適正規模で確実に利益を出し、無借金経営を続ければ、自由な戦略が描けます。
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