退職金制度と言っても、様々な経過で作成さらました。
制度そのものが、大まかどの方式で設計されたいるのか診断します。
中堅・中小企業 退職金のポイントは
(1)社員にわかり易い
(2)会社も運用しやすい
の2点につきます。
中堅クラスになると、保険・信託会社から
「ポイント制」という「目新しい」(目先を変えただけ??)の提案があります。
トータルの人事制度をどうするかの議論なしに導入し、困っている会社から
問い合わせがあります。
結論は、「勤続+役職加算」をお勧めします。
その前提は「終身雇用 実力序列型 人事制度」です。
【理由・根拠】
①中堅・中小企業の場合、少子高齢化を前提に、「良い人材」に
1日でも長く勤務して頂きたい
②温情的な、人事施策から脱皮して、ライバルと比較して
競争力企業風土へ転換しなければならない
③社員に納得、わかり易い、モチベーションアップへつなげる
以上のことから
(1)一所懸命働いてください(付加価値の創造)
(2)一所懸命働いた方は、温情ではなく、実力で昇給・昇格のチャンスを与えます
(3)早く昇格して、永く勤続頂いた方に、退職金も多く出します
の制度に変えます!!
大企業病と揶揄(やゆ)してきましたが、
古い体質の中堅・中小企業のほうが、社内の温情人事で
「改革へ後ろ向きであり、組織は不活性、ことなかれ主義蔓延、優秀人財の退社多発型」
となっています。
中堅・中小企業は、「人材にたよった経営」であり、フレキシブルな点が活力の源泉です。
その良さを活かした人事制度が重要です。
使い古しの、大企業のマネ、大企業ゴッコの人事制度から脱皮することをお勧めします。
退職金は、企業の縮図です。
先延ばし、低収益性の原因がここに現れています。
退職金を考えるとき、経営改革、人事改革を前提にお考え頂ければと判断します。
「終身雇用 実力序列型 人事制度」
「勤続+役職加算=実績・実力で早く役職へ登用する」