vol100.日本版SOX法(JSOX法 内部統制) (8)

証券取引法から、「金融商品取引法」へ大幅にかわりました。
専門家の方の中には、時代対応した、新しい法律が出来たと表現される方もいます。
上場・株式公開企業においても、社会の要請、法律の要請に応じて
対応しなければなりません。
日本版SOX法(JSOX法 内部統制)の整備に係わると、この法律の要求事項が
より鮮明に見えてくるような気がします。
投資家含め、株主や利害関係者に対して、自社の財務諸表は
適切なプロセスを踏んで出来上がったものなので安心して下さいと宣言する
内容になっています。
内部統制の先生から、こんな言葉をお教え頂きました。
法律は、性善説、性悪説、「性弱説」から出来ている。
人間は、弱いモノだ。よって、法律やルールで持って、悪いことが出来ないように
しましょう!
ここ数年の経済事件を見るにつけ、実感します。
軽微な過失は、どんな企業にも存在しますが、確信犯はよくありません。
日本版SOX法(JSOX法 内部統制)では、多くをITにより自動化し
または、人間の弱さの入るスキ=リスクを軽減しましょう!としています。
ITは万全ではありません。しかし、IT化により、恣意的なことが起こりにくくなるこは
確かです。
日本版SOX法(JSOX法 内部統制)運用がスタートしてからも、様々な問題は
起こるでしょう!
しかし、人間の弱さによる恣意的な分野は、牽制されると思います。
日本版SOX法(JSOX法 内部統制)は、
(1)トップダウン型のリスクアプローチを採用しています。
(2)内部統制不備の区分が「重大な欠陥」&「不備」の2つ
曖昧さをなくし、強力に推し進めなければならないことを示唆していると思います。
もう一方、会社法からは「コーポレートガバナンス」を求めています。
このような内容にそぐわない企業は、上場・株式公開を取りやめなさいと言う事でしょう!
RCMから、統制内容を検討し始めるとキリがありません。
大枠を押さえコントロールすること=統制活動を行なうこと。
時間をかけながら
トップの経営理念・哲学の醸成、
人財のレベルアップ、
マネジメントレベルアップ
が時間はかかりますが、一番の近道のように思えてなりません。
(次号へつづく)
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  内部統制(日本版SOX法 JSOX法)三点セットサンプル進呈

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